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支持拡大へ2氏全力 竹富町長選、三日攻防に突入

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 【小浜・西表】前町長の辞職に伴う竹富町長選は14日から三日攻防に入った。5日間の短期決戦には、いずれも新人で元町職員の前泊正人氏(44)=石垣市、西表島祖納出身=と前町議の那根操氏(70)=西表島祖納=の2人が立候補し、熱戦を繰り広げている。両陣営は船、選挙カーで東奔西走。有権者へ公約や政策のアピールを精力的に行っている。

 石垣市内を中心に、新型コロナウイルスの感染拡大が続くが、両候補とも予防対策に注意しながら「どぶ板選挙」を展開。ただ、西表東部、波照間、小浜は製糖期が終盤を迎え、農家はピリピリムード。両陣営とも農家の反応に不安を残す。

 集落内で走り回り握手やグータッチ。ポイント演説で声を張り上げ思いを伝える。選挙戦も残り2日。浮動票の掘り起こしに注力する両候補の1日を追った。

 

【前泊正人氏】

 ■住民とつくる町政強調 健脚は健在、ダッシュで握手

 前泊氏は午前8時、定期船で石垣島から小浜島に移動。町議4人を含む運動員約15人で島に乗り込み、島民に町政刷新を誓った。

 選挙も終盤戦。連日の演説に声もガラガラ。前泊氏は高校・大学・社会人と野球漬けの日々。「現役時代は大声を出したが、大人になって出すことはなかった」と笑う。

 身長180㌢。全盛期の100㍍走は11秒ジャスト。握手やグータッチでは大きな背中を丸めて有権者の目線で交流する。住民が屋敷の門から出てくると、30~40㍍の距離をダッシュして握手作戦。現役時代の健脚は健在。同行した大浜修町議は「私にはできない」と舌を巻く。

 ポイント演説は保育所前、共同住宅周辺、郵便局前など5カ所で展開。細崎と小浜公民館前では集会を開いた。

 前泊氏は対立候補が告示日に発表した公約「5万円給付」に反論し、「目先のいくらではなく、地域づくりに応える覚悟がある。竹富町が大きく変わるチャンスだ。一歩ずつ皆さんと(町を)創っていく」と強調。演説を聴いた女性は「新聞をみて驚いたが、話を聞いたら落ち着いた」と安堵した。

 

 小浜島での日程を終え、午後1時30分発で石垣島へ戻った。島での遊説を終えた前泊氏は「『頑張れよ』と力強い声を頂いたが、厳しい状況は続くので、このまま走り続ける」と話した。石垣からは貨物船で黒島に。遅めの昼食は船内で弁当を平らげた。

 

那根 操氏

 ■給付金公約を徹底訴え 集落ごとの課題、確認し演説

 那根操候補は、午前8時前に石垣島から船で西表島に到着。竹富町議5人、応援弁士の仲間均石垣市議など、9人態勢で白浜から豊原まで各集落を遊説。

 那根氏は、ポイント演説で告示日に追加公約として発表した「町民1人当たり一律5万円給付」と「新入学児童へランドセル助成費5万円制度の創設」を徹底して訴えた。

 新田長男選対本部長は、政策や公約の実現へ「財源確保は、那根氏が築いてきた国や県とのパイプで実を結んでいく」と述べた。

 午後12時すぎ、蒸し暑さが那根氏らを襲う。額に汗をかきながら町議らもマイクを握り、応援弁士の仲間市議は、相手陣営が那根氏の政策を「前町長のコピー」と批判していることに「公明党の応援も一生懸命やってきたが、遠山さんが実刑になっても、われわれに何の説明もない。そんな中でも那根操をしっかり応援していく」と応酬した。

 那根氏は、演説に集まった有権者の元へ軽快に走り寄り、深々と頭を下げ握手。車内では、メモを見ながら集落ごとの課題を確認するなど余念がない。昼食は必勝へのゲンを担ぎ「かつ丼」。つかの間の休息に一息。

 大原の複合施設建設予定地前へ移動し「複合施設を造り役場機能を移して大原を発展させる」と誓った。

 那根氏が勤めていた大原郵便局前では、ウグイス嬢が「はがきは郵便番号を、投票用紙には『那根操』をお願いします」とひねりを加え遊説を盛り上げた。

  • タグ: 竹富町長選三日攻防
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