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浦添春夫さん偲び演奏会 音楽通し思い出振り返る

最後の「てぃんさぐぬ花」はカナイ笛でも演奏。右端は妻の道子さん=10日、パレット市民劇場

最後の「てぃんさぐぬ花」はカナイ笛でも演奏。右端は妻の道子さん=10日、パレット市民劇場

浦添春夫さん

カナイ笛工房主宰、石垣市出身

 【那覇】昨年3月に71歳で亡くなった石垣市出身の浦添春夫さん(カナイ笛工房主宰)を偲ぶ演奏会スプリングコンサートが10日、パレット市民劇場であった。参加者は浦添さんが残した音楽の調べに耳を傾け、思い出を振り返った。

 浦添さんは、山や川で捨てられ、滅びゆこうとしている竹を笛としてよみがえらせた「ほろびずの笛」の演奏を通して、自然と響き合う「ほろびずの文化」を提唱。自ら考案した「カナイ笛」の工房を本島内に構えて、製作や演奏の指導、講演活動などを行った。

 コンサートは2部構成。1部は浦添さんにゆかりのあったスズキ・メソード沖縄の生徒たちが「カノン」で幕開けし、ぐるくんアンサンブルの「アメージンググレイスメドレー」で追悼。「琉球のわらべ歌メドレー」「アダージョ」のほか、浦添さん作詞・作曲の「万座毛の少女」「春の歌」「空よ 海よ 風よ」が続いた。

 2部では浦添さんが初めて作曲した子守歌「マイシャ」や、「私が先生になった時」「オキナワスミレ」のギター演奏のほか、妻の道子さんが宮沢賢治の著書などを朗読。

 浦添さん編曲の「なんた浜」や作曲した「シーサーの印象」の後、最後は浦添さん編曲の「てぃんさぐぬ花」にカナイ笛の音色を乗せ、沖縄マンドリンアンサンブルなどの演奏で締めくくった。

 コンサートを主催した息子の求道さんは冒頭、「父の残した音楽を思い思いに感じ、彼の記憶と対話しながら、生まれるエッセンスが今後の日々に残っていくような時間になれば」とあいさつ。道子さんは「春夫さんとご縁のあった全ての皆さまに、本人に代わり感謝申し上げたい」との言葉を寄せた。

  • タグ: 浦添春夫カナイ笛工房
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