「給付金で生活支援」 那根氏が総決起大会
- 2022年04月14日
- 政治・行政
【西表】竹富町長選(17日投票、18日開票)に立候補している新人で前町議の那根操氏(70)の総決起大会が12日夜、祖納公民館で行われた。那根氏はコロナ禍で落ち込んだ町民生活の支援策として「全町民を対象に、一律1人当たり5万円の特別給付金を給付する」と約束した。(8、9面に関連)
会場には、イメージカラーの緑色の鉢巻をした支持者らが集結。入場した那根氏を〝操コール〟と拍手で出迎えた。
後援会の前本隆一会長が「われわれの那根操は、丈は小さいが心は誰よりも大きい。10年余り一緒に仕事をして、誰よりも彼の手腕を知っている。竹富町の立て直し、町民を幸せにできるのは操しかいない」と声を張り上げた。
新田長男選対本部長は、西表島に居住し、町内のスポーツ関係、公民館、民俗芸能、地域ボランティア活動を長年続ける那根氏を評価。その一方で「石垣島で育った相手候補に町民の苦しみは分からない」と指摘。「島に住み、島の苦しい思いや良いところを共有しながら、竹富町が均衡ある発展を遂げるため、町長は那根操さんでなければならない」と呼び掛けた。
また、町議2期8年間で築いた県議や国会議員との関係性を後ろ盾に「われわれが掲げた政策を実現するためには、そういう国とのパイプが必要だ」と強調。
応援弁士で八重山広域市町村圏事務組合議会議長の仲間均石垣市議は「島々の人々の暮らしを守ることが那根操の信条。当選させて、皆さんであの那根の笑い顔を勝ち取ろう」と必勝を訴えた。
地域代表の屋良勲さん(白浜)や真謝隆一干立公民館長、衆院議員の西銘恒三郎沖縄担当相の妻・雅子さん、那根氏の長女婿・荒木和友さんが登壇し、西銘氏の応援ビデオメッセージも流れた。
最後は、下地周平青年部長がガンバロウ三唱し気勢を上げた。
■複合施設は計画通り整備 那根氏あいさつ要旨
出馬表明後、各島を回ると「コロナ禍で3年間もこの状態が続くと、生活や事業が非常に苦しい」という声が一番多かった。
コロナ禍で苦しむ皆さんを支援するため、特別給付金の給付を決めた。少しでも町民皆さんの生活が楽になるよう、全町民へ一律で1人5万円支給することをお約束する。
子どもたちと、子育て世代の方々にも光りをあてたい。小学校入学時、ランドセルを購入する親に、購入費として5万円を給付する。竹富町を担う子どもたちが、子どものころからこのような温かさの中で育てば、将来、島に戻り島づくり、地域づくりに頑張ってくれるだろう。
西表大原庁舎に関して、博物館整備は竹富町の総合計画で決められた約束ごと。それを一部、または全て見直すと平気で言っている方々もいる。私は、町の総合計画に基づき、今の計画通り大原に複合施設整備を推進していくことを宣言する。
将来、西表島に役場を移すことは決まっている。複合施設の整備で、皆さんが心配している海上交通問題も同時に解決され、念願の竹富町役場が西表島に建設される日も近づく。
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