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前泊、那根氏 届け出 町政の信頼回復争点

第一声で支持を訴える前泊正人氏=12日午前、西表島上原の事務所前

第一声で支持を訴える前泊正人氏=12日午前、西表島上原の事務所前

第一声で支持を訴える那根操氏=12日午前、竹富島まちなみ館前

竹富町長選告示

 町発注の公共工事を巡る官製談合、加重収賄の容疑で逮捕された前町長の辞職に伴う竹富町長選が12日、告示され、届け出順にいずれも無所属で新人の元町職員の前泊正人氏(44)と、元町議の那根操氏(70)が立候補した。2016年以来の選挙戦で、西表島祖納出身者同士の〝同郷対決〟。同事件で失われた町政に対する信頼回復への旗振り役を、有権者がどの候補者に託すかが焦点になる。17日投票、18日開票で執行される。

 両氏とも西表島大原庁舎等の整備の在り方や新型コロナ対策、医療・福祉、子育て・教育支援、海上交通問題、第一次産業振興、商工観光業振興、自然環境保全、伝統文化の保存継承などで、独自の考えを打ち出している。

 前泊氏は、町民の声が直接町長に届く仕組みをつくり町民の声を町政運営に反映させ、対話による竹富町創りを掲げている。「竹富町は今、大きく変わるタイミングだ」と訴える。

 前泊陣営は、保守と革新層が混在しているが、「保守・革新が重要ではなく、候補者の人物像をみて支援をする人たちが集まった」と保革共闘体制ではないことを強調。

 那根氏は、町内に残る祭りや伝統芸能など、文化遺産の保存継承を重要視。各島、地域を分け隔てなく平等に考え、「透明で開かれた行政運営に取り組む」ことも決意している。

 那根氏は、自民党竹富町支部の町議5人が擁立した経緯がある。「政党色は出さない」として自民党県連へ離党届を提出したが、自民関係の応援体制も背に活動を展開。

 西表島内は祖納地区をはじめ、両氏の支持者が入り乱れており激戦が予想される。他の島は選出町議の地盤を基礎票に、票の掘り起こしで支持拡大を図っていく。

 両氏は立候補を届け出た後、石垣市内の選対本部事務所で出陣式を行い、各島に飛び出していった。前泊氏は西表西部、鳩間で遊説し、那根氏は竹富、小浜、黒島、西表を回った。

 11日現在の選挙人名簿登録者数は3457人(男1795人、女1662人)。

 期日前投票は13日から16日まで、ユーグレナ石垣港離島ターミナル会議室で行う。

 

■プロフィル

 前泊正人(まえどまり・まさと) 1977年7月6日生まれ。幼児期は両親の古里の西表島祖納で育った。沖縄水産高、九州共立大を卒業後、新日本製鐵君津に入社。2008年4月、町役場に本採用。教育委員会社会文化課課長補佐を3月7日付で退職。

 那根操(なね・みさお) 1952年2月21日生まれ。西表祖納出身。八重山農林高校卒業。1974年、西表島郵便局を振り出しに35年間郵便局員として勤務。2014年9月、竹町議会議員に初当選、2期目の途中で出馬。21年6月からは副議長も務めた。

  • タグ: 竹富町長選前泊正人那根操
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