竹富町、基本計画を策定 百年後へ「知」と「交流」の拠点
機能・規模、設計段階で精査
竹富町は9日までに、文化振興・観光交流拠点基本計画策定委員会(佐々木健志委員長)の提言を受け基本計画を策定した。西表大原庁舎の建設に伴う複合施設として博物館・図書室、町民ホールを計画するもの。今後、実施計画、基本・実施設計などの作業を行う。
拠点施設の予定地は字南風見201の1。敷地内に町西表自然遺産センター(仮称)、隣接地に大原庁舎が整備される予定になっていることから、具体的な整備にあたっては動線、配置など多くの条件や整合性を調整する必要があるとし、最終的な機能・規模に関しては設計段階で精査する。
拠点施設は「百年後も竹富町らしく存続していくための『知』と『交流』の拠点」を基本理念として▽地域の貴重な資源・資料の保存継承▽多様な自然・文化の体験による、その価値への理解▽町民の文化活動、交流促進による地域コミュニティ活性化▽経済活性、地域活性につながるレジャー体験の提供▽世界への発信力の保持―を基本方針とした。「みんなで育て、ともに成長・進化する」「九つの島をつなぐ仕組み」を方針に管理運営する。
博物館・図書室にエントランスホールや観光案内、展示、収蔵、調査・研究、教育普及、交流・サービスなどの機能をもたせ、施設規模は3160平方㍍を想定。町民ホールはホール、舞台、展示・交流などの機能を持ち、965平方㍍の規模を想定する。
西表島以外の各島をサテライトと位置づけ、連携した活動を展開する。サテライト展示は、各港の旅客待合所など既存施設にパネルを設置したり、拠点施設から展示ケースなどを貸与することなどを想定する。
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