市民会館駐車場を拡張 面積2倍、6月末完成予定
利便性向上を期待 石垣市
石垣市は市民会館改修整備事業の一環として、同館駐車場を既存の約2倍に拡張する。3月中にも本格的に工事着手し、6月末の完了を目指す。1986年の開館以降、初の拡張工事となる。市は利用者の利便性向上に期待している。
石垣市は2020年度から、市民開館の大規模改修を実施。ホール内の設備更新やトイレ改修を進め、昨年6月に完了した。総事業費は一般財源で約14億5900万円。このうち約4200万円を駐車場拡張工事に充てる。
市民会館の既存駐車場は施設南側に50台分(約500平方㍍)あるが、開館当初から拡大を求める声があったという。現在は「演者の車だけで埋まる(市職員)」状況もあり、他施設への無断駐車や路上駐車も横行している。
今回改築する駐車場は、既存駐車場の北側に隣接する中庭に約50台分を追加整備する計画。駐車場の総面積は1140平方㍍に拡大し、約100台の駐車が可能となる。
今後のスケジュールとしては、5月中に中庭の新駐車場整備を終えた後、既存駐車場のアスファルトを張り替える。工事期間中、いずれかの駐車場が一般利用できるよう調整する。駐車料金は無料を継続する。
工事に伴い中庭のリュウキュウマツとデイゴの大木6本や、八重山古典民謡保存会が植樹したクロキ10本は同館敷地内に移植する。大濵安伴生誕百周年記念顕彰碑は市の負担で前庭に移設する。
市文化振興係の担当者は「この整備で路上駐車の緩和も期待でき、利便性向上が図られる」と話した。
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