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体験滞在施設の継続を 耐用年数経過で譲渡検討

地域住民から継続した運営ができるよう要望が出ている宿泊施設「イルンティフタデムラ」(提供写真)

地域住民から継続した運営ができるよう要望が出ている宿泊施設「イルンティフタデムラ」(提供写真)

竹富町 イルンティフタデムラ

 【西表】竹富町が体験滞在交流促進施設として整備した「イルンティフタデムラ」の指定管理契約期限を今月末にむかえる。町は建物の耐用年数経過を理由に財産処分か譲渡を検討。現在、指定管理者の干立公民館は、同施設が地域住民の暮らしの利便性向上や地域事業に貢献しているため、建物の譲渡を受け個人が有する土地を活用して継続運営を望んでいる。

 施設は町地域活性推進事業で国と県の補助を受けて整備され、2003年から運用されている。豊かな自然・地域文化・歴史に触れ、自然環境保護への認識を深め、体験学習を通して県内外の人々との交流を促進することで滞在型・参加型観光の振興を図り、地域活性化につなげるのが目的だ。

 1棟貸しコテージタイプの宿泊施設が10棟(宿泊棟9、管理棟1)ある。各棟トイレ・バスルーム・キッチン付き。 

 公民館は、滞在型観光を推進するため、地元観光業者と提携してアクティビティーの実施や教育旅行の受け入れも行っている。伝統行事の際、帰省した郷友らの宿泊施設としても活用。また、台風時には地域の高齢者の一時避難場所としても使用している。

 運営費は利用料金などの収益で賄い、地主に借地料も支払っている。収益はほかに伝統行事、集落作業、公民館備品などの費用に充て、公民館運営に欠かせない財源だ。

 耐用年数を過ぎていることから町は財産の処分の意向だったが、公民館から継続の要望を受け、譲渡を検討。今後、地域住民らは運営母体として法人の立ち上げも計画している。

 公民館のイルンティフタデムラ運営委員会の長澤孝道委員長は「地域行事を継続させるため必要な施設。産業も少ない地域なのでUターン、Iターン者の受け皿としても発展させたい。干立集落の将来の子や孫たちのためにも、建物や土地をいい形で残したい」と願う。

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