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カンムリワシ交通事故 非常事態 1日3件

交通事故に遭い、死んだカンムリワシ=3月5日、伊野田(環境省石垣自然保護官事務所提供)

交通事故に遭い、死んだカンムリワシ=3月5日、伊野田(環境省石垣自然保護官事務所提供)

2羽死に、1羽治療

 石垣島内でカンムリワシの交通事故が相次いでいる。5日は、1日で3件の交通事故が発生。過去に例のない非常事態となっている。今年に入りすでに6羽が輪禍に遭い、うち4羽が死んでいる。この時期は衰弱で救護される幼鳥も多く、これまでに3羽を救護。カンムリワシの治療に当たるたまよせ動物病院とリハビリを行うやいま村のゲージには合わせて5羽が収容されており、カンムリワシの医療は昨年からひっ迫状態が続いている。石垣自然保護官事務所の担当者は「これまでにないペースで事故が起きている」と危機感を募らせる。

 この日は、名蔵地区の神田橋で成鳥、同地区にある宮良農園近くで幼鳥、伊野田オートキャンプ場近くの国道で幼鳥の計3羽が交通事故に遭い、うち2羽が死に幼鳥1羽が治療のためたまよせ動物病院に収容された。

 今年に入り、カンムリワシの交通事故や衰弱などで合わせて9羽が保護され、これまでに5羽が死んだ。特に2月28日から3月5日までは、毎日のように発生する交通事故や混獲、衰弱で6羽がたまよせ動物病院に搬送されている。

 同動物病院には昨年の9月ごろから、常に複数羽のカンムリワシがいる状態が続いており、現在も2羽の幼鳥が野生復帰に向けて治療を受けている。

 2011年以降のカンムリワシの交通事故は年間5~9羽で推移しているが、今年は例年を大幅に上回るペースで発生。

 石垣自然保護官事務所では「近年は、死亡に至る交通事故が増加している傾向が続いており、今後、さらなる輪禍が懸念される」と警戒感を示している。

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