自慢の「空弁」6品審査 結果は17日、市公式動画で発表
新型コロナウイルスからの観光回復を目指す石垣市は5日、市内で石垣島産の牛肉をテーマにした「空弁」のコンテストを実施した。同日のファイナルステージでは、1次審査を突破した市内事業者のオリジナル弁当6品について、審査員9人が味などを審査。結果は後日、石垣市公式YouTubeで公表する。18日に市役所1階市民広場で空弁6品の「お披露目販売会」も行われる。
空弁コンテストは、地域の農林水産物の付加価値創出や消費力向上にむけた取り組みの一環。石垣島産牛肉のブランディングと普及を目的に、ご当地グルメとして発信し観光客の誘客につなげたい考え。空弁とは、空港で売られている弁当のことで、各空港で独自性の強い弁当が人気を呼んでいる。
ファイナルステージには▽南の島弁当・すきやき&ハンバーグ(㈱高那「坦たん亭」)▽石垣屋リブロース重(㈱焼肉石垣屋)▽石垣牛プレミアムローストビーフサンド(ホーヨー企画合同会社)▽おかえり南ぬ島弁当(やえやまファーム)▽~ぎゅーっと詰まった~石垣島黄金二段重(きたくら商店)▽まるまーさん弁当(タッカンマリ食堂)―の弁当6品が選ばれた。ANAの空弁候補にもなっている。
審査員は見た目、味、値段、ネーミングなどの項目で審査。投票で金賞・銀賞・銅賞の順位を決めた。
投票結果は、審査の模様や製造者への事前取材と一緒に動画編集を行い、今月17日に石垣市公式YouTubeで発表する。
実食した航空・旅行アナリストの鳥海高太郎さんは「旅の最後の食事として、空港でお肉がしっかり味わえる商品づくりは良いと思う。年代や性別によって好みが変わるので、幅広いニーズに石垣島産牛肉の弁当を食べてもらうには、3種類程度の弁当を置いて選んでもらうことも必要だろう」と商品化に期待を寄せた。
牛肉研究家の片平梨絵さんは「牛肉とタレとのなじみ、ご飯とタレのなじみなどをポイントに審査した。肉の均一さとかも重要な要素になる」と話した。
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