ご先祖と「正月」祝う 墓前に集い十六日祭
- 2022年02月18日
- 芸能・文化
郡内各地
後生(グソー)の正月といわれる「十六日祭(ジュールクニチー)」が16日(旧暦1月16日)、郡内各地で行われた。午前中から家族や親族が墓前に集い、オードブルや花、お酒などを供え、ウチカビを焼くなどし、家族の健康と子孫繁栄を願った。
登野城の金城家の墓には金城善幸さん(82)・道子さん(80)夫妻=新栄町=とその家族ら15人が訪れた。墓前に果物やお餅、刺し身などをお供えし、手を合わせ、祖先を供養した。
線香を立てた後は、料理を囲みながら談笑。道子さんが前日から仕込んだという手作りの重箱にはかまぼこやごぼう、大根の煮物など9品が並んだ。なかでも厚切りの三枚肉が金城家の伝統だという。
善幸さんは「子や孫、ひ孫と一緒ににぎやかにできている。ご先祖さまも喜んでいると思う」とうれしそう。道子さんは「商売繁盛と家族の健康、ひ孫の成長を願った。体が元気なうちは重箱作りを続けたいと思う」と笑顔を見せた。
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