石垣市 教育大綱を協議
施策方針など意見交す
2021年度第1回石垣市総合教育会議(議長・中山義隆市長)が15日午後、市役所であり、第3期石垣市教育大綱の策定に向け教育委員らが基本方針や施策の方針などを協議した。
教育大綱は「豊かな風土の中で育ついしがき」を基本理念に、「人間性豊かな人材の育成を目指す教育の推進」を基本目標としている。
現在は①自ら学ぶ意欲を育み、潤いと生きがいのある生涯を通じた学習の推進②国際化・情報化社会に対応した教育の推進③学校・家庭・地域の連携を図り、青少年の健全育成の推進④郷土の自然・文化を学び、地域に誇りを持てる教育の推進⑤就学前教育の充実、保育基盤の量的拡大・確保、地域こども子育ての推進―の5つを基本方針としている。
第3期に向けた改正では、待機児童がゼロになったものの人材確保などの基盤整備が引き続き求められることから、基本方針⑤では「保育の量的拡大・確保」を「保育基盤の整備」と改正する案が提出された。
基本施策では「食育の推進」から「食育と農漁業体験の推進」とすることや「高等教育機関等の誘致」「地域防災教育の推進」「地域のこども子育て支援」「子どもの居場所づくり」などを加える案が出された。
委員からは「基本方針に貧困に関する内容も入れてほしい」、「食育と農漁業の他にも推進するものを考えた方がよい」などの意見があり、事務局が修正後、再度、協議を行うことになった。
同大綱は2015年に定められ、現在2期目。本年度に終了することから見直しを実施している。
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