21年観光客55万人 石垣54万人、竹富39万人、与那国2万人
- 2022年02月10日
- 社会・経済
八重山管内
沖縄県が2日発表した2021年の八重山入域観光客数は前年比15.2%(9万9317人)減の55万2430人と過去22年間で最少だった。内訳は石垣市15.4%(9万9007人)減の54万5831人、竹富町33.4%(19万8276人)減の39万5204人、与那国町12.2%(3497人)減の2万5181人。2年連続で新型コロナウイルス禍が観光に影響を与えた。
県は前年を下回った要因として▽感染拡大の影響による旅行控え▽国内外の航空便の運休・減便▽GoToトラベル事業の一時停止▽海外からのクルーズ船の寄港中止―を挙げる。
国内路線は長期にわたる緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置適用の影響で前年比12.4%(7万8181人)減となった。県外路線は6.8%(2万2411人)減、国内路線全体で前年を下回った。4~6月、8月、12月は前年を上回った。
海外路線は航空便の運休、クルーズ船の寄港中止で前年比100%(2万1136人)減のゼロだった。21年の入域観光客数は1998年以降で最少。
島別の入域観光客数では、前年比増となった地域もある。西表西部は13.4%増の4万4611人。波照間島5%増の2万4226人、鳩間島54%増の3366人、加屋真島51.2%増の800人となっている。
八重山管内の観光消費額推計は前年比13.8%(69.1億円)減の430.9億円、12年以降で最少となり、観光・経済に影響を与えた。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。
関連するニュース
- 関連するニュースはありません。