特産品集まり活気 2年ぶり産業まつり開幕
「やいまむん 使って贈って 笑顔の輪」をテーマに2022年度八重山の産業まつり(八重山地区商工会広域連携協議会主催)が5日、2日間の日程でマックスバリュやいま店駐車場内特設会場で始まった。3市町などから22店舗が出展、展示販売を行っている。東日本大震災復興支援の一環として福島物産展も開催している。6日も午前10時から午後5時まで。
八重山の地域資源を活用した特産品の魅力を内外にアピールし、八重山産品の販売促進や商品開発力・情報発信力の向上につなげるのが目的。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったが、この間もイベントなどの中止が相次ぐ中、経済団体として消費喚起と経済活性化を図ろうと感染防止対策を徹底して2年ぶりの開催を決定した。試食はない。
会場では農水産物の加工品、そうざい、菓子、飲料、酒、工芸品、化粧品などが並ぶ。
このうち西表島パイランドファームは、真空フライという県内唯一の製法でつくった「パイナップルチップス」を販売。低温で揚げることができるため、本来の風味が残るという。寺嶋暁生責任者は「賞味期限3カ月間と短いので、容器を変えるなどして6カ月間にすればいろんな展開ができる」と意欲をみせた。
福島県からは県庁職員4人が来島し、物産と観光のPRを行っている。喜多方ラーメン、日本酒などが人気を集めていた。2020年酒造年度全国新酒鑑評会で福島県内の蔵元から17銘柄が金賞を受賞、12年酒造年度以降、金賞受賞数が8回連続日本一という快挙を継続している。
県企画調整課風評・風化戦略室の川俣顕太郎主任主査は「福島には蔵元がいっぱいあり、おいしい日本酒がある。物産を通して福島を知るきっかけにしてもらいたい」と来場を呼び掛けている。
初日は開会前にセレモニーがあり、協議会の大濵達也会長(石垣市商工会長)は「石垣市、竹富町、与那国町で生産された商品を販売し、市民・観光客に商品を認知してもらい、今後の売り上げ増加につなげたい。この機会に福島県の名産も買い求めてほしい」とあいさつ。
大濵会長、屋宜靖竹富町商工会長、杉本和信与那国町商工会長、中山義隆石垣市長、西大舛髙旬竹富町長、糸数健一与那国町長がテープカットを行った。
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