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首里城再建 県、伐採見送りへ 

自生するオキナワウラジロガシ(資料写真)

自生するオキナワウラジロガシ(資料写真)

屋良部岳のオキナワウラジロガシ

 2019年10月に火災により焼失した首里城正殿の再建で小屋丸太梁に利用しようと検討されていた屋良部岳に自生するオキナワウラジロガシの伐採が見送られたことが1日、分かった。1月31日に開催された県の首里城復旧・復興推進本部会議で決まった。同日、屋良部岳がある崎枝公民館(石垣喜幸館長)にも伝えられた。3月に開かれる「首里城復元に向けた技術検討委員会」で県から事業実施主体の国へ報告される。

 正殿の復元には、屋根を支える小屋丸太梁6本が必要で、当初、国頭村から3本、石垣島から5本のオキナワウラジロガシが予定されていた。

 同公民館によると昨年3月に石垣市から崎枝半島にある屋良部岳のオキナワウラジロガシを切り出すと伝えられて判明。本数や切り出す場所など詳細な情報がなかったため、県に対し住民説明会を開くよう要望。

 県や国は同10月、地元住民を集めた説明会を崎枝公民館で開催したが、伐採後に植える苗木が用意できないことや山中のドングリが減ったことでイノシシの被害が農地で出る恐れがあることなどから調整が難航していた。

 今回の石垣島での伐採見送りにより、県は国頭村からの3本のみを調達。足らない分は国産ヒノキを利用する。

 同公民館の石垣館長は「最初、伐採の話があった時は、首里城の復興に協力できるならという気持ちだったが、伐採した後に植林する苗木が準備できないことや山のドングリがなくなることで地域の農地へのイノシシの侵入など懸念が出てきた。市や県の説明が不足していたことも残念だった」と指摘。「今は、伐採見送りになりほっとしている」と話した。

  • タグ: 首里城オキナワウラジロガシ
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