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あすから交通実態調査 ヤマネコ事故防止へ

調査機器配置図(県のウェブサイトより)

調査機器配置図(県のウェブサイトより)

西表島全域

 県はイリオモテヤマネコの交通事故対策実施に向けた交通実態調査を2月から西表島全域で開始する。昨年7月に世界自然遺産に登録された同島では、イリオモテヤマネコ以外にも野生生物のロードキル(交通事故死)防止が課題となっている。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会からの四つの要請にも盛り込まれており、対策などを検討したリポートの報告がことし12月1日までユネスコに提出することが求められている。

 調査は携帯電話や車両のナビシステムなどに組み込まれたブルートゥースを活用したもので24時間365日、十分なデータが収集されるまで継続して行う。

 プライバシー保護の観点から収集されたMACアドレス(通信機器に割り当てられた識別記号)は匿名化して記録し個人が特定されることはない。県道白浜南風見線に設けられた15の区間の通過時間や平均速度などを割り出し、交通実態を把握。事故防止に役立てる。

 集められたデータは西表島部会で共有し、ロードキル以外にも観光管理の取り組みで活用する。

 同島では2019年12月11日から20年4月20日までの496日間、イリオモテヤマネコの交通事故が起こっておらず、新型コロナウイルスの影響で観光客減など社会活動低下で交通量が減ったことが原因と見られている。

 一方、2021年になってから事故が急増。同島が世界自然遺産登録された2日後の7月28日など合わせて5件発生している。

 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産地域の科学委員会からも対策強化が指摘されており、県は昨年開かれた関係機関連絡会議でイリオモテヤマネコの交通事故防止を目的とした交通実態調査実施の方針を示していた。

  • タグ: イリオモテヤマネコ交通事故実態調査
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