ゆがふ、砥板氏が協定 市長選へ一本化
- 2022年01月24日
- 政治・行政
石垣市長選(2月20日告示、27日投開票)で、保革4団体擁立の保守系市議砥板芳行氏(52)と市議会野党会派「ゆがふ」(花谷史郎氏、内原英聡氏)は23日、大川公民館で会見し、政策協定を結んだと発表した。▽住民合意のない自衛隊配備に明確に反対する▽玉城県政との連携を基本とし、米軍普天間基地辺野古移設に強硬に反対する―などと明記した。野党市議8人のうち7人が砥板氏を支援することになった。(9面に関連)
花谷氏は「砥板氏との対話の中で砥板氏の柔軟性、歩み寄りの姿勢を心から痛感することができた。住民の理解を得られるに至るとの判断から合意の運びとなった」と説明。内原氏は出馬を断念して砥板氏に合流した理由について▽砥板氏の柔軟な考えと歩み寄りにより、両者が納得できる政策が確認された▽知事の立ち会いで協定がより強固となり、後援会や市民から一定の理解を得られる内容になった―ことなどを挙げた。
ゆがふはこれまで自衛隊配備計画の白紙撤回を主張し、「砥板氏への合流は100%ない」との考えを示してきたが、花谷氏は「『白紙撤回』と(住民合意のない配備に)『明確な反対』に大きな差はない。納得できる線だと思う」と説明、前進か後退かを問われ、内原氏は「挙げた拳を振り下ろすのは難しいが、市民にとってこの島にとって大きな前進と考える」と評価した。
砥板氏は「ここに至るまで熟慮に熟慮を重ね、苦渋の決断だったと痛感している。2人の合流は大変力強いものになる」と感謝。離脱を表明している野党市議の前津究氏、出馬を検討している農業生産法人代表の金城利憲氏とも話し合いを継続して合流に取り組む考えを示した。
これまで真逆だった政治信条との折り合いについては「大きな決断、決定をする際にはすべての人が納得できる、歩み寄れるプロセスをとっていきたい」「今回のように歩み寄ることで導き出されるのが民主主義だと思う」と述べた。
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