21年入域観客54万人 50万人台、98年以来
- 2022年01月23日
- 社会・経済
石垣市が21日に発表した2021年入域観光客数は前年比15・4%(9万9007人)減の54万5831人だった。過去最多だった19年比だと70・2%(92万5860人)減っており、2年連続で新型コロナウイルス感染拡大が観光・経済に大打撃を与えた。年間50万人台は23年前の98年、51万7908人以来となる。
21年の年間入域観光客数の内訳は全て空路客で、海外からの入域はゼロ。国際線空路は20年1月、外航クルーズ船は20年3月から途絶えている。20年12月末には国のGoToトラベルキャンペーンが一時停止、現在も再開のめどは立っていない。
1年間で沖縄県の緊急事態宣言は2度あった。累計約5カ月続き、年間約4割の期間は宣言下となった。
県独自の緊急事態宣言は1月20日~2月28日。政府が県を対象とした同宣言は5月23日~9月30日と長期化し、夏のトップシーズンの観光に影響を与えた。緊急事態宣言下5~9月の入域観光客数は19年同期比70・2%(48万7545人)減の20万6645人と低迷した。
緊急事態宣言が解除された10月以降、修学旅行や個人客の来島が相次ぎ、観光が一時回復傾向に。入域観光客数は10月5万9256人、11月6万4082人と上昇。12月は月間最多の6万6854人が来島した。この間、八重山管内の新型コロナ感染確認は昨年10月28日から12月31日までの63日間、確認されていない。
21年の観光消費推計は前年比12・8%(60・5億円)減の432・3億円。19年比だと55・8%(544・7億円)減となっており、経済への打撃は大きい。
現在、県内では第6波とされる新型コロナ感染が再拡大。1月9日から「まん延防止等重点措置」が適用されている。市内の感染者数も収束しておらず、観光業界にとって厳しい状況が続く。
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