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現職に新人3人か 市長選、告示まで1カ月

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陸自配備、市政運営問う

 石垣市長選(2月27日投開票)は2月20日の告示まで1カ月となった。保革4団体擁立の保守系市議砥板芳行氏(52)、自民党の推す現職3期目中山義隆氏(54)に加え、革新系市議の内原英聡氏(37)が23日に出馬表明会見を行う予定となっており、現段階では現職に保革共闘、革新単独が挑む構図。さらに農業生産法人代表の金城利憲氏(67)も中山氏の4選に反対して出馬の準備を進めており、現職対抗勢力に“乱立”の可能性がある。

 中山氏の3期12年間にわたる市政運営が問われる選挙となり、継続か刷新かが最大の焦点だ。陸自配備計画に関しては、駐屯地や隊員宿舎の建設が始まっているものの各予定候補者の立場が違っており、争点の一つになりそう。

 中山氏は1期目の選挙で、5期目を狙う当時の現職を「長期政権の弊害」と批判して多選自粛条例の制定を公約に掲げたが、3期目終盤で撤回。過去の議会答弁で「権腐十年」を引用して4期を多選の目安としてきたたため、「公約違反の4期目」との批判にどう対応するか注目されていた。

 中山氏は4期目を目指す理由に各種団体からの出馬要請を挙げた。「市民に恩返しする」「コロナで失われた2年間を取り戻す」4年間と位置付け、自らのアピールポイント「実行力」「行動力」に「安定感」を加えて多選批判をかわす。

 現職に対し、野党市議団と革新・保守グループは「現市政を変える」の一点を目的に砥板氏を擁立。砥板氏は新庁舎建設を象徴的な例に挙げながら「3期目に入って独善的な市政運営が続いている」と批判、対話重視の市政運営を掲げる。「市長と議員の立場は違う」として陸自配備を推進してきた自らの思想信条を封印、住民投票の実施と結果の尊重を基本政策の一つに掲げている。

 砥板氏擁立決定に不満を示していた野党会派「ゆがふ」の花谷史郎氏と内原氏は、これまで対極にあった同氏の言動を理由に合流できないとして内原氏の擁立を決定。陸自配備計画の白紙撤回など自らの主張を貫く道を選択した。「市政に対する信頼を取り戻したい」としている。

 ただ、砥板陣営との対話の扉は閉ざしていない。砥板陣営は「一本化に向けてぎりぎりまで調整する」としているが、今もなお妥協点は見えてこない。

 一方、金城氏は19日、取材に対し「4選を止めなければならない」と近く出馬を表明する考えを明らかにした。「私は分裂とは考えていない。市長の議席は、党のものではなく民のものだ」としている。

  • タグ: 石垣市長選
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