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市長選 異例ずくめ 初の保革共闘、野党分裂

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後援会事務所に設置されているサーモグラフィー。新型コロナウイルス感染症対策に万全を期す=15日午後

コロナで運動制限

 保革4団体擁立の保守系市議砥板芳行氏(52)と自民党石垣市支部の推す現職3期目中山義隆氏(54)が出馬を予定する石垣市長選(2月20日告示、同27日投開票)は、初の保革共闘にも野党分裂が確定的で第3、4の出馬の可能性があることに加え、拡大する新型コロナウイルス禍が前哨戦に影を落とすなど、異例ずくめの様相を呈している。

 今市長選では保革4団体は「現市政を変える」の一点でまとまるかにみえたが、幹部が急きょ決定した砥板氏擁立に野党8人のうち4人が反発。このうち会派「ゆがふ」の花谷史郎氏と内原英聡氏は、陸自配備や住民投票など対立案件でことごとく真逆の立場にいた砥板氏の支援について「100%ありえない」と伝えていることから近く独自候補者を正式に決める可能性が高い。

 前津究氏は当初から離脱しており、態度保留の長浜信夫氏は15日、取材に対し告示1カ月前の今月20日に意思を明確にすると明らかにした。難しい選択を迫られているが、同じ大浜地区で票が重なる次呂久成崇県議と共同歩調をとる公算が大きい。

 野党内の混乱とは別に県議補選などに挑戦したことのある農業生産法人代表の金城利憲氏(67)=石垣市白保=も保革4団体の人選作業に異を唱えており、出馬に傾く可能性も。同氏も「反中山」を掲げており、一本化に向けた動きを注視している。

 一方、今後本格化する前哨戦はコロナの影響で静かな展開となりそう。砥板陣営は11日に後援会事務所開きを予定していたが、急きょスタッフに濃厚接触者の疑いがあることが判明、陰性が証明されたものの延期を余儀なくされた。

 両陣営とも16日に後援会事務所開きを予定する。砥板氏の後援会「市民の市民による市民のための石垣市を取り戻す会」(共同代表・大底英一郎氏、宮良操氏、知念辰憲氏ら)は国道390号沿いの真栄里に、中山義隆後援会(大濵達也会長)は浜崎マリーナ近くの浜崎町にそれぞれ事務所を確保している。

 両陣営とも入場制限をかけ関係者のみで行う予定だ。事務所内で感染者が出た場合には運動への影響が大きいことから、ある陣営では入り口に体温をチェックするサーモグラフィーを置くなど感染対策に万全を期す。さらに不特定多数の支持者が集まらないよう神経をとがらせる。関係者は「人を集めることができないのでやりにくい」と頭を抱えている。

  • タグ: 石垣市長選
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