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中山市長、証人喚問へ 新庁舎百条特別委

県外産赤瓦について調査する委員ら。中山市長の証人喚問を決めた=12日午前、市議会議員協議会室

県外産赤瓦について調査する委員ら。中山市長の証人喚問を決めた=12日午前、市議会議員協議会室

県外産瓦の認識問う

 地方自治法100条に基づき強い権限を持つ石垣市役所新庁舎建設工事請負契約に関する調査特別委員会(花谷史郎委員長、8人)は12日、4回目を議員協議会室で行い、百条権限を行使して中山義隆市長への証人尋問を野党らの賛成多数で決めた。来週中に喚問する。担当課長が瓦施工1カ月前の2020年9月に受注業者から提出のあった施工計画書で県外産使用を初めて把握しつつ承認していたことが判明したため、これに対する市長の認識を問う。

 答弁などによると、新庁舎に使用する瓦について市は当初からしっくいの塗り替えのない新しい疑似しっくい模様瓦を提案していた。これに茨城県業者が2017年6月、設計業者と連携して疑似しっくい模様のS型瓦を開発、市にサンプルを持ち込んだ。

 しかし、建設工事請負業者は2020年1月、製作が工期に間に合わないなどとしてこれを採用せず、愛知県業者に似たような瓦の製作を依頼。こうして作製されたサンプルを、担当課長や中山市長らは同年の2月と3月に確認していた。

 市は、開発地にかかわらず特記仕様書の記載にもある通り沖縄県産瓦の使用を基本としていたが、請負業者から20年9月に提出された施工計画書には愛知県産が記載されていた。

 県外産が使用されると認識した時期について担当課長は「施工計画書をもって把握した」、担当技師も「県内で焼くものと思っていたが、計画書が来て初めて(県外産と)認識した」と答弁、同課長は「モデル(サンプル)も作って進められる中、瓦を乗せる段階だったのでそのまま承認した。市長には報告していなかった」と説明した。

 これに野党委員が「県産にこだわった形跡がみられない」などとして「課長だけの判断で県外産になったのか。市長は認識していなかったのか。市長に聞きたい」と要求、特別委は採決で喚問を決めた。与党は「業者を呼ぶのが先だ」と疑問視した。

 特別委はほかに次々回で請負業者と新瓦を開発したとする茨城県業者を証人として呼ぶことも決めた。次回で質問事項を調整する。

  • タグ: 百条特別委新庁舎
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