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コロナ第6波で「まん延防止」 八重山経済 再び打撃

まん延防止等重点措置初日の空港は、航空機の到着時に一時混雑する場面もあったが、終始閑散とした=9日午前、南ぬ島石垣空港

まん延防止等重点措置初日の空港は、航空機の到着時に一時混雑する場面もあったが、終始閑散とした=9日午前、南ぬ島石垣空港

航空旅客回復に冷や水 キャンセル増 厳しい観光

 「第6波」とされる新型コロナウイルス感染拡大に伴い沖縄県全域が「まん延防止等重点措置」対象となり、八重山地方の航空旅客や旅行需要が低迷している。年末年始は一時的に観光客が増加したが、新型コロナが再び島の経済に打撃を与える。

■年末年始から一転

 昨年12月25日から1月4日までの年末年始期間、国内航空路線の搭乗実績は提供座席数の約70%と比較的好調だった。JALグループは前年度比29・4ポイント増の73・1%、ANAは30・7ポイント増の71・4%と5日に発表している。

 ところが「まん防」がスタートした9日午前、南ぬ島石垣空港では多少混雑もあったが終始閑散。空港関係者によると、この日の到着客は3連休前と比べて4割ほど減った。年末年始からの一転ぶりに「まん防が始まったからか、一つの便に対して2~3割しか客が乗っていない」と嘆く。

 観光客だけでなく、ビジネスなどの往来も減りそうだ。航空関係者は今後、本土直行便だけでなく那覇―石垣路線の需要低迷を見込む。感染拡大に伴い市民の出張や通院、児童生徒の県大会などを取りやめることが要因で「子どもたちの大会が中止になる週末を中心にキャンセルがある。直行便も予約の入りが緩くなるだろう」と分析している。

■宿泊客が一時ゼロ

 リゾートホテル業界では、修学旅行を中心に個人客のキャンセルも増えている。関係者は同業界の1月稼働率を30~40%と見る。

 ある市内ホテルでは、1月の修学旅行に大きな影響が出た。300人弱の大規模校が数日貸し切る予定だったが中止となり、同期間の宿泊客は一時ゼロに。新規予約はゴールデンウイークや夏場に限られる状況だ。

 担当者は「毎日、徐々にキャンセルが入っており直近はひどい状況。第6波は何カ月も続かないと思うが直近の1~2月は厳しい」と肩を落とす。

 冬のダイビングシーズン真っ盛りの与那国町でも、一部で宿泊キャンセルはある。民宿経営者によると直近で2組が宿泊を取りやめた。

■「リスタート」  

 八重山ビジターズビューロの金城徹専務は「ことしは違ったスタートになると思ったが、どん底に突き落とされた感じだ。1からのリスタートになる」と話す。修学旅行キャンセルの影響が大きいという。

 修学旅行のほか、春休みや海開き、石垣島マラソンがある3月まで長引くことを懸念し「(まん防は)1月までの期限だが長引く可能性はある」と指摘した。

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