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「人流(じんりゅう)」。手元の大辞泉…

 「人流(じんりゅう)」。手元の大辞泉(小学館)には載ってない。新型コロナウイルス関連のニュースで「人流抑制」が今春以降盛んに使われた。パソコンでも普通に文字変換されるから、世の中に定着したのかも知れないが、多少の違和感がある▼人の移動を伴う一連の動静をさすらしい。何だか物的流通、物流に対比されるようで多少の違和感が残る。「人出」や「人の流れ」で良いのではないか。島々で収束傾向の今なら人の流れは、町のにぎわい、すなわち活力である▼昭和50年代の商店街。中央通り、銀座通りの年末のにぎわいと言えば、それはもう往来する市民でごった返したものだ。各店舗に「大売り出し」ののぼりがはためき、お正月準備の活気に満ちていた▼そんなことを思いながら歩いてみた。観光客相手のお土産品店が並び、回復基調にあるとはいえ、数少ないお客さまに声をかける▼コロナ直前の一昨年、クルーズ船の異国の客が闊歩(かっぽ)したまちのにぎわいが夢幻のようにも思える▼市役所移転で周辺の人の流れが変わった。昼も夜も。旧庁舎跡地利用を急ぐべきだろう。利活用の方向性が定まるまで美崎町や周辺地域は不安の中にある。せめて遊休駐車場の無料開放くらいできないか。新たな変異株の流入を最大限警戒しつつ、人出が恋しい年の瀬である。(慶田盛伸)

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