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校歌には力がある。市立登野城小学校創立

 校歌には力がある。市立登野城小学校創立140周年記念のパレードにそれを思った。駆けつけた沿道の市民すべてを笑顔にさせている。高学年が校歌の旋律を奏で、中学年、低学年が元気よく歌う▼児童らは沿道に家族や顔見知りを見つけて満面の笑みで手を振る。いすに腰かけた高齢者は、親子4世代続く登小っ子かも知れない。全児童による校歌のパレードは、校区全体で母校の佳き日をことほぐものとなった▼思えば創立当時の石垣第二中学校には校歌がなかった。代わりに「若い力」を歌った。校名問題が影を落とし、制定されたのは昭和55年。それでも「山並み青く水清き」と歌い出す校歌は、子らの学校行事を通して耳になじみ、晴れて「わが母校」の校歌となった▼「雲悠々と於茂登山」は八重山高校の校歌。「山のあなたの空遠く」は第二校歌ともたたえられる第一行進曲。いずれも聞けば瞬時に青春の日々に戻り、脳裏に当時のあれこれを思い起こす。たとえようもなく懐かしく、涙する思い▼もとより「八重の潮路に囲まれて」と愛郷愛土を歌う八重農校歌、「紫匂う於茂登岳」と友愛津梁を歌う八重山商工高歌にも、青春を謳歌(おうか)した日々の思い出がいっぱいに詰まっているに違いない▼校歌の力の源泉は地域と母校を思う一体感。いい1日だった。(慶田盛伸)

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