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岸田総理の所信表明演説に対する代表質問が

 岸田総理の所信表明演説に対する代表質問が終わった。各党がさまざまな政策提案を投げかけたのに対し、総理は用意した答弁を読むだけで、自ら特長とアピールする「聞く力」を発揮する場面はあっただろうか▼「子育て世帯への10万円全額現金給付にペナルティーはあるか」を問われ、冒頭答弁を繰り返すのみでぼやけて質疑にならず▼「新しい資本主義とは何か」を問われても「所得と給与引き上げで消費を喚起し次なる成長を生み出す。成長と分配の好循環を実現する」と、はぐらかす答弁に終始した。昨日からは衆院予算委で本格論戦が始まっている▼所信表明で沖縄はどう位置付けられただろうか。基地負担軽減は安倍・菅路線を継承し「辺野古唯一」のまま。経済振興についても、安全保障の文脈で「強い沖縄経済をつくる」と述べ、基地と沖縄振興のリンク論を強調した▼また、「島しょ防衛」など課題についても「いわゆる敵基地攻撃能力を含め、あらゆる選択肢を排除することなく検討し、防衛力を抜本的に強化する」としている▼聞き流す、あるいは聞き置くだけでは聞いたことにならない。「聞く力」があるならば真剣に沖縄と向き合うべきだ。「民の声」に耳を傾ければ、南西諸島の軍事要塞(ようさい)化がいかに危険極まりないことか、気付くはずだが。(慶田盛伸)

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