黒島で軽石除去作業
町職員、漂着ごみと計10㌧分
【黒島】竹富町の職員25人が8日、黒島に漂着した軽石の除去作業を行った。軽石のほかペットボトルや漁具など漂着物の回収も実施、トン袋10袋分を集めた。
町は今月6日の現地調査で、黒島港や島内海岸に小笠原諸島の海底火山由来とみられる軽石が漂着しているのを確認。港湾内に流入し定期船の運航に影響が出る可能性もあったため、各課から職員を集めて作業に当たった。
重機が進入できない場所では手作業で回収したり、トン袋に移し替えるため何度も往復して運び出したりした。
現場で作業の指揮をした町民課の黒島和孝課長補佐は「船舶が欠航すれば町民生活だけでなく、役場業務にも影響が出るかもしれない」と話した。作業に参加した教育委員会の大久礼真主事は「島の観光名所で国の登録有形文化財の伊古桟橋でも軽石が漂着している。本来の景観が取り戻せるよう取り組みたい」と述べた。
町では引き続き軽石の漂着状況に注視し、町職員の積極的な除去作業への参加を図りながら軽石対策に向け地域と連携を強めていく。
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