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日本サンゴ礁学会で発表 ウミショウブの観察記録

研究者らを相手にウミショウブ研究のポスター発表を行った児童ら=28日午後、野底小学校

研究者らを相手にウミショウブ研究のポスター発表を行った児童ら=28日午後、野底小学校

野底小5・6年生

 野底小学校の5、6年生の児童らが28日、先輩から引き継ぎながら長年にわたって多良間の浜で調べているウミショウブの研究成果「野底のウミショウブ群落14年間の観察記録」を、オンラインで開催された日本サンゴ礁学会第24回大会で発表した。

 調査は同校の総合学習の一環として2008年から実施。エコツアーふくみみ(大堀健司代表)が支援している。これまで蓄積した結果から潮位が低くなる大潮に開花していることが分かってきた。

 長年の観察から大潮の干潮の中でも特に潮位が下がる月齢の大潮に開花を合わせていることが予想されている。研究テーマは月の軌道と開花の関係性だったが、2020年ごろから調査地点のウミショウブが激減したため、急きょ原因を探ることにした。

 児童らは2地点で、一定の範囲で行うコドラート法を用いた調査と、シュノーケルで広範囲を目視確認する分布調査を実施。アオウミガメがウミショウブをかじった跡を確認した。サンゴや岩の隙間以外のウミショウブがほとんど食べられていたという。

 研究チームのメンバーは石本愛利さん、井上誠貴君、大月燕さん、大堀素也君、奥松利桜さん、又吉咲那さん(以上6年)、瓜生幸吉君(5年)の7人。

 オンラインで行われた学会では大学や研究機関の研究者らを相手にポスター発表。参加者からの質問にも画面を通して答えた。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)で人工衛星を使って沖縄のサンゴや藻場を調べている研究者は「小学生のみなさんの研究をわれわれの研究にも生かしたい」と評価した。

 又吉さんは「2年間の調査を通して月とウミショウブの関係が分かり面白かった。苦手だった理科が少し好きになった」、奥松さんは「中学生になったら今回の経験を生かしてカエルの調査をしたい」とそれぞれ話した。

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