最優秀にブリーダー JA石垣牛枝肉共励会

入賞者の代表や担当者ら。最優秀賞ヤイマ・ブリーダー・ランチの下地一男総務課長(中央)、優秀賞やえやまファームの島田洋平畜産部長(右)、優良賞ジロウ牧場の喜舎場法生代表=27日午前、八重山食肉センター

最優秀賞に選ばれたヤイマ・ブリーダー・ランチの枝肉
2021年度第33回JA石垣牛肥育部会枝肉共励会(同部会主催)が27日午前、八重山食肉センターで行われ、18頭が出品された。最優秀賞に新川のヤイマ・ブリーダー・ランチ(上江洲安生代表)、優秀賞に㈲やえやまファーム(中川喜隆代表)、優良賞にジロウ牧場(喜舎場法生代表)が選ばれた。上物率は94・4%だった。
年2回行われるもので毎回15頭だが、今回は新型コロナウイルス感染状況が落ち着きをみせていることから18頭に増やした。
出品牛について日本食肉格付協会沖縄北部営業所の松尾栄教所長は「歩留まり肉質ともに優秀な成績だった。良い結果は常日ごろの努力、精進のたまもの」とたたえた。最優秀賞については「ロースの芯が非常に大きく、バラの厚さも十分でバランスが良い。申し分のない体形で脂肪交雑や脂肪質もすぐれている」と高く評価した。
最優秀賞のヤイマ・ブリーダー・ランチの下地一男総務課長は「社長はじめ従業員、アルバイトの頑張りの成果。とても喜んでいる。この牛は小さいころから病気もなく28カ月で出荷できた。これからも良い牛づくりにみんなで頑張りたい」と話した。
セリを前にセレモニーがあり、仲大盛吉幸部会長は「購買者には新型コロナで大変な時期も購買を頂き、(危機を)乗り越えることができた。年末を控え、観光客も戻りつつある」と感謝した。
JAおきなわの普天間朝重代表理事理事長、中山義隆市長のあいさつも代読された。セリには購買者8社が参加した。最高値はキロ当たり単価3100円、販売金額179万5500円だった。平均はそれぞれ2824円、141万4874円。(額は税抜き)。
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