地域の持続的発展を SDGsシンポで宣言
- 2021年11月22日
- 社会・経済
八重山の未来を子どもたちと創るイベント「第1回やいまSDGsシンポジウム~THE EARTH VOICE~」(同実行委員会主催)が21日、市内ホテルで開かれた。パネルディスカッションなどの成果を踏まえ、官民一体となって地域の持続的発展を目指すSDGs宣言を行い、内外に発信した。(8面に関連)
宣言は▽陸から八重山の海を守る指針を定めるため協議・実行する▽八重山の自然資産保護に資するツーリズムやワーケーション文化を世界に発信するブランディング戦略を構築する▽弱者にも機会が平等でキャリアにつながる安価な高等教育を実現するため協議・行動する▽八重山の地域循環共生圏のために八重山ローカルSDGs推進協議会を設立する―ことなど。
実行委員長の當銘由羅君(八重山高校2年)が宣言書を読み上げ、中山義隆市長に手渡した。宣言は2022年11月に第2回シンポジウムを開催し、取り組みの進捗を点検・評価するとしている。
シンポは午前中から行われたパネルディスカッションで「サンゴ礁保全・生物多様性」「サスティナブルツーリズム」「ワーケーション」「教育」「地域循環共生圏」の5部門で県内外の有識者らが意見交換、理想の社会を語った。
教育版マインクラフトを使った仮想空間を建築するコンテストで大賞を受賞した平真小学校6年の浦添昴君は、作品のプレゼンテーションを実施。実行委員長の當銘君はSDGs学習ボードゲームイベントを主催し、親子連れで盛り上がった。
会場周辺ではこのほか飲食、物販、民具作りのワークショップなど19店舗がブースを設置、多くの市民がイベントを満喫した。午後5時過ぎには音楽ライブが始まり、琉球國祭り太鼓や八重山高校郷土芸能部の演舞、民謡DJなどでにぎわった。
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