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「侵略的植物」を駆除 特定外来生物ナガエツルノゲイトウ

駆除作業にあたる環境省職員と八重山水牛友の会の会員ら=16日午後、浦田原排水路

駆除作業にあたる環境省職員と八重山水牛友の会の会員ら=16日午後、浦田原排水路

マングローブへの侵入が日本で初めて確認されたナガエツルノゲイトウ。ヤエヤマヒルギの根元に絡みつくように生えている=16日午後、浦田原排水路

環境省、アンパル侵入警戒

 環境省石垣自然保護官事務所は16日、浦田原排水路で生態系や稲作への悪影響が懸念される特定外来生物のナガエツルノゲイトウを駆除した。「地球上で最悪の侵略的植物」と呼ばれるほど繁殖力が旺盛で世界中に外来種として分布を広げており、八重山では2018年に県の調査で初めて確認された。

 ナガエツルノゲイトウは南米産の湿生植物で、田んぼに広がると水稲の収量減の恐れがあるほか、利水施設や排水施設に押し寄せると通水障がいを起こす恐れがあり、農業全体に影響が出る可能性が指摘されている。

 八重山では18年12月の県の調査で初めて確認されたが、発生箇所の水路をしゅんせつするなどして駆除した。その後は確認されていなかったが、昨年10月、市民からの通報で名蔵地区で見つかり、環境省石垣自然保護官事務所の調査などで、広範囲に及んでいることが判明した。

 今回、駆除を行ったのはラムサール条約登録湿地のアンパルへ注ぐ浦田原排水路下流でヤエヤマヒルギの支柱根の間などに繁茂していた。

 ナガエツルノゲイトウは根や茎がわずかに残るだけでも再生すると言われている。作業を行った同事務所職員や八重山水牛友の会(福仲用治会長)の会員らはポンプでくみ上げた水で泥を洗い流しながら慎重に駆除、乾燥させたうえで焼却処分する。

 同省では西表石垣国立公園の特別地域に指定されるアンパルへの侵入には特に警戒感を強めており、モニタリングや駆除を継続しながら最終的には根絶を目指す。

 同事務所では早期発見に向け「見つけたら連絡してほしい」と、市民に協力を呼び掛けている。連絡は同事務所(82―4768)まで。

  • タグ: 侵略的植物ナガエツルノゲイトウ
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