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石垣市役所新庁舎が落成 関係者、式典で祝賀

銘版除幕後、真栄里伝統芸能保存会の獅子が厄払いをし、新庁舎落成を祝う=12日午前、新庁舎玄関前

銘版除幕後、真栄里伝統芸能保存会の獅子が厄払いをし、新庁舎落成を祝う=12日午前、新庁舎玄関前

内覧会で新庁舎を見学する市民ら=12日午後、石垣市役所新庁舎

中山市長「市民生活向上」決意新た 15日に開庁、業務開始

 石垣市役所新庁舎の落成式が12日午前、新庁舎内で行われ、招待客ら関係者が「みんなが集う石垣市の新たなランドマーク」の誕生を祝った。設計者の隈研吾氏は「新しい時代のコミュニティーの象徴として日本中、世界中から注目を浴びるようなものに仕上がった」と自信をのぞかせた。新庁舎は15日に開庁、業務を開始する。

 午前10時からオープニングセレモニーがあり、駐車場入り口近くに設置された銘石を、中山義隆市長と揮毫者で栄誉市民の茅原南龍氏が除幕した。石垣第二中学校吹奏楽・マーチングバンド部の演奏に先導されて正面玄関へ移動。真栄里伝統芸能保存会の獅子が厄払いをした。銘版が除幕されると石垣市婦人連合会の会員が「ガーリー」で歓喜の舞い。テープカットの後、ガーリーに先導させて招待客らが入場した。

 式典では、新川地区の伝統的な新築祝い儀式「結ぴとぅんがなし」が行われた。座開きでは八重山民俗舞踊保存会、八重山古典民謡保存会、八重山古典音楽協会が「鷲ぬ鳥」を舞い、「めでたい節」を斉唱した。

 中山市長は「みんなが集う石垣市の新たなランドマークに魂を注ぎ込まなければならない。よりきめ細かな市民サービスに努め、さらなる効率的な市政運営を図る。市民に親しまれ、島の未来を紡ぐ明るい希望の庁舎となるよう市民生活の向上に努める」と決意を新たにした。

 平良秀之議長も「予算と技術と労力を投じて完成した。すべての市民の建物であり、これからうまれてくる子どもたちも使用する庁舎。大切に使用し、よりよい活用をしていきたい」とあいさつ。玉城デニー知事(代理)、八重山市町会副会長の西大舛髙旬竹富町長が祝辞を述べた。

 茅原氏や工事請負業者らに感謝状が贈られ、代表して茅原氏と設計企業代表の隈氏があいさつ。最後は全員で「万歳」を三唱した。

 新庁舎建設事業費は外構と植栽を含め約89億円。用地取得費と引っ越し費用を加えると約108億円になる。

 

■内覧会に大勢の市民 「開放感ある」「ホテルのよう」

 石垣市役所新庁舎落成に合わせ、12日午後2時から市民内覧会が行われた。同5時までの3時間で計1000人以上が来場、新たな市のシンボルの完成を喜んだ。訪れた市民からは「ぬくもりがある」、「気軽に寄れそう」、「ホテルのようだ」などさまざまな声があがった。

 カメラで庁舎内を撮影していた呉島英男さん(41)は「開放感があって明るい。市街地から遠くなったが、駐車場が広い分、新庁舎の方が混雑なくスムーズにいくかも。気軽に寄れるようになった。市民食堂で模合を開いてみたい」と笑顔を見せた。

 徳松信男さん(79)は「従来の官庁のような雰囲気ではなくホテルのよう。素晴らしい。階段も上りやすく、エレベーターもあり高齢者にとっても優しい」と高く評価。「ただこれからどうやってお金を返済していくのか心配もある」と懸念も示した。

 内覧会に合わせ、設計を担当した建築家・隈研吾氏の説明会も実施され、内装にふんだんに使用したリュウキュウマツやコンセプトなどが語られた。

 家族4人で訪れた女性(43)=平得=は「木のぬくもりがあり、親しみやすい雰囲気を感じた。石垣島にマッチした市役所。用事もないけど来そう」と声を弾ませ、新川在住の女性(76)は「市民を迎え入れてくれるような施設。木の仕切りも温かく相談しやすいような印象を受けた」と話した。

 今回、総合案内に導入されたタッチパネル案内板を利用していた女性は「目的に応じた場所案内があって分かりやすい。初めて来た人にはありがたいかも。タッチパネルの操作に慣れていると便利」と感想を語った。

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