石垣島まつり開幕 うたの日コンとコラボ
第57回石垣島まつり(同実行委員会主催)が6日、開幕した。新型コロナウイルス感染防止対策でことしも出店などはなく、初日は南ぬ浜緑地公園で凧あげ、市役所第2駐車場で屋外プロジェクションマッピング、市民会館大ホールでBEGINの「沖縄からうた開き!うたの日コンサート2021in石垣島」(アミューズ主催)が行われた。高校3年生のみ無料招待され、YouTubeの「BEGINチャンネル」で生配信された。
うたの日コンサートは「慰霊の日」翌日の6月24日を「うたの日」と名付け、うたのありがたさを伝えていこうと開催されているもので今年で21回目。石垣島まつりとは初コラボ。当初は無観客を予定したが、新型コロナの影響による相次ぐ学校行事の中止で思い出少なく島を離れていく高校3年生を、BEGINが「思い出の一つになれば」と招待した。
コンサートは午後6時半開始。金城弘美さんと門下生による三線演奏で座開き。金城さん、「ATHE DANGANEEDS」、ペルー生まれの県系4世の荒木めり~さんに続きBEGINの単独ライブがあった。
曲の合間に比嘉栄昇さんは「立っていいんだよ。密にならないようにその場で。マスクをしているので口を押さえれば声も出せる」と促すと、会場の一角から「ありがとう」との声が漏れ、その後は一気に盛り上がった。
最後は、サンバに似たリズムで曲が繰り出される「マルシャ ショーラメドレー」。地元ミュージシャンも参加し、南米などの沖縄系移民に人気のある「上を向いて歩こう」「憧れのハワイ航路」、八重山3高校校歌、BEGIN楽曲など多彩な全19曲をノンストップで歌い、舞台と高校生が一体となった。
来場者のうち山里華音さん(八商工3年)は「島を離れる前に島の先輩の歌が聴けて本当によかった。修学旅行もなく昨年の石垣島まつりも(有観客が)中止になった。今回こんな形で開催していただき、うれしかった」と感激の様子。嘉手苅咲希さん(同)も「一番の思い出になったかもしれない」と感謝していた。
ライブの模様はアーカイブ公開される。
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