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県文化功労者に2氏

県文化功労者表彰を受けた大工哲弘氏と與那覇令子氏=4日午後、那覇市の八汐荘屋良ホール

県文化功労者表彰を受けた大工哲弘氏と與那覇令子氏=4日午後、那覇市の八汐荘屋良ホール

大工哲弘、與那覇令子氏

 【那覇】2021年度沖縄県文化功労者表彰式が4日午後、那覇市の八汐荘屋良ホールで行われ、八重山から伝統芸能分野で大工哲弘氏(73)=石垣市新川出身、那覇市首里在住=、民俗芸能分野で與那覇令子氏(84)=与那国町祖納=の2氏が受賞した。

 八重山古典民謡分野で受賞した大工氏は1971年に市主催のとぅばらーま大会で優勝。99年に「八重山古典民謡」の県指定無形文化財保持者に認定された。これまで琉球民謡協会名誉会長、本島のとぅばらーま大会審査員、県民謡合同連合会理事長を歴任したほか、野村流伝統音楽協会教師、琉球民謡協会師範として後継者の育成にも尽力。「八重山歌謡全集」を出版するなど活躍は多岐にわたる。

 民俗芸能分野で受賞した與那覇氏は35歳(72年)で三線と舞踊を始め、60歳(97年)で師範資格を取得。国指定重要無形民俗文化財「与那国島の祭事と芸能」の踊り手として長年活躍してきた。現在は与那国民俗芸能伝承保存会副会長を務め後継者育成にも尽力。与那国中学校の郷土学習の時間では「ミティ唄」や「ながかん節」など伝統舞踊の指導を29年続けている。

 受賞に大工氏は「県から叱咤激励を受けた賞だと感じている。賞に恥じないようもっと精進しなければいけない。身が引き締まる思い」と語り、「八重山民謡がこれから全国、世界に浸透していくことを夢見ている。これからもその発展の役に立てたら」と思いを新たにした。

 與那覇氏は「これまで長く続けてきたかいがあった」と喜び、「これを機にますます頑張りたい。命のある限り継承に励み、与那国の舞踊、芸能を未来へつないでいけたら」と抱負を述べた。

 同賞は文化芸術の振興、文化財の保護に尽力するなど沖縄の文化の振興に功績のあった個人・団体に対して、功績をたたえ県知事が表彰するもの。今回は伝統芸能、芸術文化など4分野で16人が受賞した。

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