離島振興、安保を推進
- 2021年11月02日
- 政治・行政
衆院選挙一夜明け 西銘氏、6期目へ決意新た
【那覇】10月31日の第49回衆院選沖縄4区で6期目の当選を果たした自民前職の西銘恒三郎氏(67)=公明推薦=は一夜明けた1日午前、那覇市の宮古毎日新聞社那覇支社でインタビューに応じた。西銘氏は自身初となる全市町村での最多得票に喜びをかみしめ、離島振興や尖閣を取り巻く安全保障の推進に意欲を示した。
過去の衆院選で勝てなかった南風原町を制した西銘氏は「現職の大臣を落としてはいけないと仲間たちも思ったのでは」と推測、「その意識が全市町村で危機意識となった」と勝因を分析した。
離島振興については「国全体の縮図が沖縄県にある」との持論を述べる。県内の傾向として農業、漁業者と国会議員のつながりが弱いと指摘し「先島地域は県内の漁業・農業を引っ張る可能性が大だ」とアピール。宮古・八重山については「食品加工、生産加工含めて可能性がある。島で暮らす人の所得向上、県全体の所得向上につながる。課題もあるが可能性もある」と離島振興へ意欲を見せた。
先島への陸自配備や尖閣諸島問題については、国内を取り巻く安全保障環境の厳しさを強調。「相手国に誤ったメッセージを発すると危機管理上よくない。尖閣、台湾海峡で絶対に武力衝突は起こさないとの意識は重要だ。着実に備えはやる」と考えを述べた。
2022年の県内選挙は名護市長選、石垣市長選、参院選、県知事選など選挙の年を迎える。衆院選で自公が4議席中2議席を獲得したことについては「来年の一連の選挙について弾みが付いた」と認識を示した。
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