バニラビーンズが奨励賞 商工会特産品コン
第24回商工会特産品コンテスト(沖縄県商工会連合会主催)の受賞者がこのほど発表され、石垣島バニラ(金城美沙江代表)=石垣市商工会=の「バニラビーンズ」が奨励賞、八重山漁協で駆除されたサメ革を活用した革製品を製作するcafooca(金城立磨代表)=南城市商工会=の長財布が優秀賞(県連会長賞)に輝いた。
特産品コンテストは、出展事業者の製造・販売意欲の高揚を図り、地域特産品等のPRや販路拡大を支援することを目的に開催されている。県内の各商工会から食品の部33点、非食品の部12点が出品された。審査では最優秀賞を含め10点が入賞、奨励賞は県内で4点選ばれた。表彰式は23日に行われた。
石垣島バニラの金城代表は2012年、石垣島でバニラ栽培をスタート。バニラ特有の香りを出すキュアリング技術の確立に5年要し、19年からバニラビーンズの販売を行っている。バニラ栽培からキュアリング加工まで行う事業所は国内初という。同商品はアイスクリーム、プリン、クッキーなどに活用できる。
金城代表は28日、市役所で受賞報告、「奨励賞を頂いて驚いている。バニラ栽培は沖縄の気候に合う。農家が増えてくれたら市の特産品にもなる。バニラは北海道でも作っているが、九州より上に行くと、暖房費がかかる。コストを考えると沖縄が最適」と話した。中山義隆市長は「市のふるさと納税でやりましょう」と意欲をみせた。
cafoocaの金城代表は昨年から八重山漁協で駆除されたサメ革を使った商品を作製。人気商品の長財布は昨年、南城市の特産品「南城セレクション」に認定。ことし7月に開かれたTOYP(青年版国民栄誉賞)では準グランプリに輝くなど県内外から注目を集めている。
金城代表は「これまでは商品というよりも活動にフォーカスしてもらったが、今回は商品の価値とクオリティーを認めてもらった。評価いただけたことは職人としてもうれしい」と喜び、「協力していただいた八漁協の皆さんや海人、石垣市役所の方に感謝したい」と語った。
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