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船賃、最大460円上げ 燃料サーチャージ2倍に

「燃料調整金」改定料金

「燃料調整金」改定料金

来月から 原油高騰影響、離島に

 石垣島と竹富町内の各離島を結ぶ旅客船の運賃が11月1日から、大人片道で90円~460円値上がりする。原油価格の高騰で燃油代が大幅に値上がりし、八重山観光フェリー㈱と㈲安栄観光の2社が「燃料油価格変動調整金(燃料サーチャージ)」を引き上げるためだ。両社は昨年5月に同調整金を撤廃、ことし4月に再導入しており、今回の改定で4月の設定額から2倍増えることになる。原油高騰の影響が、竹富町民の「足」ともいえる定期船にも形として現れている。

 同調整金は、燃料油価格高騰の程度に応じて料金を設定し、燃料費上昇分を利用者が負担する制度。原油価格の水準が一定の値まで下がれば、船会社の判断で撤廃も可能。

 11月から調整金引き上げ分を含む船賃は、上昇額が最小の石垣―竹富航路(大人片道)が700円から790円(90円増)、最大の石垣―波照間航路は3610円から4070円(460円増)になる。

 船会社関係者によると、船舶の燃油費が昨年11月と比べ1・7倍に上昇したことで、燃料コストに占める割合が大幅に増加し経営を圧迫。八重山観光フェリーの大松宏昭代表取締役社長は「自助努力の限界を超えどうしようもない状況」と頭を抱える。

 原油価格は、ことしに入り新型コロナウイルスの影響で低迷していた世界経済の回復に伴う需要増や、産油国が大幅増産を見送ったことで上昇基調が続く。

 同関係者は、価格高騰の頭打ちの兆しがみえないことに「不安でしょうがない。コロナも落ち着いてお客さんも徐々に戻り始めた矢先だったのに」とこぼした。

 一方、利用する住民から心配の声も出ている。

 月に3回ほど船を利用する波照間島の女性(40代)は「石垣島の歯科医に通っているのでとても困る。今の料金は離島住民割で往復2860円。11月から1000円近く上がり3780円になると厳しい。何か補助があればありがたい。せめて3300円ぐらいに落とせないか」と声を細めた。

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