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環境に優しい観光を 環境省補助事業

川満陽一代表(左)から、キャンプ道具を用意しなくても気軽に楽しめるキャンプ体験「グランピング」の説明を受けるツアー参加者ら=14日夕、石垣市米原

川満陽一代表(左)から、キャンプ道具を用意しなくても気軽に楽しめるキャンプ体験「グランピング」の説明を受けるツアー参加者ら=14日夕、石垣市米原

国立公園内でツアー

 国立公園への誘客を推進する環境省補助事業に、旅行中の二酸化炭素削減と海岸清掃・サンゴの保護活動などをセットにした(一社)石垣島米原海岸自然保護協会の「自然を考えるサスティナブルツーリズムモデルコース」が採択され、同協会と業務委託契約を結ぶポタリングおきなわ(川満陽一代表)=石垣市平得=が14日、米原を拠点に1泊2日のモニターツアーを実施した。

 石垣島内の国立公園を舞台にカーボンニュートラルや環境保全、自然・文化体験のほか、ここ数年で注目が集まるグランピングも取り入れている。環境汚染や自然破壊に考慮し、地域の自然・文化を生かした新たな体験型観光「サスティナブルツアー」として売り出す。

 ツアーには市民ら4人が参加。電動アシスト自転車で米原から星野の野原崎周辺までサイクリングし、途中には赤土流出を防ぎサンゴを保全する目的でほ場に月桃の苗を植えた。育った月桃の葉は民具づくりの材料や料理の器として利用する。

 メニューにはビーチクリーン体験もあり、海洋汚染を学びながら自然保護に貢献する。

 宿泊は、最大6人可能で快適さを備えたベル型のテント。国立公園内の澄んだ空気、風の匂い、心地よい波の音など、都会では味わえない自然の豊かさを実感できるコンテンツがそろう。

 また、ツアーは「食と旅」もテーマに掲げ、島の食材にこだわったケータリング料理を地元シェフが調理してくれる。

 川満代表は「石垣島ならではのパッケージ商品を展開したい」と既存ツアーとの差別化に意欲。「グランピングは居住空間をしっかり保てるので長期滞在も可能。ベルテントは地元住民向けにもレンタルしている」とPRする。

 ツアーに参加した前田賢さん(31)は「電動自転車だと広い範囲の移動が可能な上、改めて島がきれいで素晴らしいと感じた」、妻の悠美さん(28)も「ガイドさんがいろいろ教えてくれて新しい発見がたくさんあった。グランピングもテントの中が広くてきれい。1つの部屋として整っている」とそれぞれ感想を語った。

 【グランピング】グランピングとは、グラマラス(魅力的な)とキャンピングを組み合わせた造語。テント設営や食事の準備、キャンプ道具を用意しなくても気軽にキャンプを楽しめる体験のこと。快適さを兼ね備えた新しい体験型旅行として注目されている。

  • タグ: 観光国立公園
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