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つり上がった太いまゆ、鋭い眼光、真一文字に…

 つり上がった太いまゆ、鋭い眼光、真一文字に結んだ口。幼少のころ、だんぱちやー(散髪屋)に行くと「ゴルゴ13」が置いてあった。待ち時間に手にとってはみるものの、夢中にはなれなかった。怖い。難しい。色っぽい場面もある。とっつきにくいマンガだった▼作者のさいとう・たかをさんの訃報を多くのメディアが取り上げていた。NHKは「クローズアップ現代+」で特集、「複雑な国際情勢をリアルに描き、大人の鑑賞に堪える『劇画』のジャンルを切り開いた」と紹介していた。なるほど、と思った▼筆者が生まれる2年前の1968年の11月から「ビッグコミック」に連載されている。単行本は202巻を数え、ギネス世界記録に認定されているという▼さいとうさんは、自らの戦争体験を原点に「人間とは何か」を問い続けたのだという▼クロ現では漫画家の浦沢直樹さんが「ゴルゴがほとんど年をとらずに眺めてきた60年間、世界がよくなったかというと全然変わらない。相変わらずだからこそゴルゴが続いているんだと思う。―中略―。だからゴルゴを描き続けなきゃならないというのもまた世界がはらんでいる問題だと思う」と喝破していた▼いろいろ考えさせられるマンガのよう。いまさらながら読んでみたいと思った。(比嘉盛友)

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