再拡大、移入例を警戒 市長「帰島後は会食自粛を」
新型コロナウイルス感染に関する緊急事態宣言解除以降、石垣市内で最多となる6人の新規感染者が確認されたことを受け、中山義隆市長は14日、島外から帰島後の1週間は飲み会を自粛するよう改めて市民に呼び掛けた。
市役所で行なわれた会見で中山市長は懸念事項に▽島外からのウイルス持ち込み▽旅先からのウイルス持ち帰り―の2点を掲げ、「水際で阻止するか、移入された場合でも(周囲への)感染を抑えることが重要」と指摘した。
その上で市民・観光客を問わず島外から来島した場合、ワクチン2回接種か72時間以内のPCR・抗原検査で陰性証明を掲示して市プレミアムパスポートの取得を促し、市民には島外からの来島者と会食しないよう求めた。
八重山保健所管内の新規陽性者は10月に入りゼロの日も続いたが、4~6人の陽性者を確認することもあった。中山市長によると、これらの事例は旅行から帰島後、1週間以内に地元で会食し、自宅や職場で感染させたケースを含むという。「今後、このパターンが出てくる」と予測した。
国が検討している新型コロナウイルスワクチンの「ブースター接種」については「市は接種完了しているがその分、期間がたつので接種済みの人の抗体の数が減り抵抗力が落ちると考えられる。できるだけ早く、3回目の接種ができるよう調整したい」と述べた。
市のワクチン接種状況は13日現在、接種対象人口4万2358人に対し、3万4328人が2回の接種を終えた。接種率は81%。全人口4万8951人に占める割合は70・1%。人口はいずれも4月1日現在。
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