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博物館計画案に着手 竹富町、西表の町有地候補に

博物館建設に向けた発足した基本計画策定委員会。来年3月に基本方針案を策定する=12日午後、竹富町役場仮庁舎

博物館建設に向けた発足した基本計画策定委員会。来年3月に基本方針案を策定する=12日午後、竹富町役場仮庁舎

各島からも文化発信

 竹富町文化振興・観光交流拠点整備事業基本計画策定委員会(委員長・佐々木健志博物館学芸員、15人)は12日、町立博物館建設の基本計画案作りに着手した。西表大原に拠点となる博物館を建設し、有人島9島ではサテライト形式で文化や歴史を発信する。町の第9次基本計画・総合戦略に基づくもの。町によると建設候補地は西表大原の町有地で、大原庁舎や世界遺産センターとの複合型施設案がある。

 町役場仮庁舎で行われた委嘱状交付で西大舛高旬町長は「各島の特徴を生かした形の拠点を」と呼び掛けた。

 第1回策定委では展示に関する方向性を共有。「日本最南端の島嶼の町・竹富町が織りなしてきた3万年の歴史を未来につなげる」をコンセプトとしてメインテーマに「ナイン・アイランズ~私たちの物語~」を掲げた。

 基本方針によると、西表大原の施設を拠点に各島の関連機能をサテライト施設としてつなげて連携。デジタルを活用した演出・参加体験・双方向性を重視し、有形・無形文化財や伝承・記憶なども展示対象とする。

 拠点施設では常設展や企画展を行う。サテライト展示の手法は、移動ミュージアムやWEBミュージアムなど各島の状況で判断する。展示テーマは小浜島で「農業」「結願祭」、黒島で「島の開墾と牧場」といった素案も示された。

 委員からは各島での運営組織設置、島ごとの希少物リスト作成を求める声があった。佐々木委員長は「地震、台風、水害の際に資料をどう守るか。個人資料が捨てられないよう、標本資料レスキューを作って」と町に要望した。

 次回は12月を予定、事業活動計画や管理運営計画を検討する。来年3月の第4回委員会で基本計画案をまとめ、町長に答申する。現時点で建設の概算費、供用開始年度は未定。

 委員長以外の委員は次の皆さん(敬称略)。

 ▽副委員長=大浜知司(副町長)▽委員=島村賢正(町史編集委員)、石垣金星(町文化財保護審議委員)、冨里保雄(町民俗芸能保存会)、小池明夫(ITネットワーク等専門家)、上勢頭立人(喜宝院蒐集館)、竹中康進(環境省西表自然保護官事務所)、屋宜靖(町商工会)、大島佐喜子(町観光協会)、宇根和子(町婦人連合会)、松竹祐太(町青年協議会)、徳岡大之(町公民館連合会)、新田長男(町議会)、佐事安弘(教育長)

  • タグ: 竹富町博物館
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