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高齢者らの孤立防ぐ 石垣字会、市内初「見守り隊」

「地域の高齢者等守り隊」に委嘱された委員らと関係者=10日午前、石垣公民館

「地域の高齢者等守り隊」に委嘱された委員らと関係者=10日午前、石垣公民館

地域住民15人を委嘱

 地域の高齢者や障がい者などの要援護者らが安心して暮らせる地域を目指すとともに、社会的に孤立させない環境をつくろうと石垣字会(森永用朗会長)は、字会役員や町内会長、元婦人会役員、消防団員などで組織する「地域の高齢者等見守り隊」(委員15人)を結成した。地域単位での結成は市内で初めて。10日、石垣公民館で行われた結成式で森永会長は「高齢者を見守りながら安心安全な地域づくりを進めていこう」と委員や関係者に呼び掛けた。

 同地区では、地域福祉ネットワーク推進会がこれまで地域の子どもや独り暮らし高齢者の見守り活動などを行ってきたが、単独世帯や孤独死の増加を受けて組織化。15人が委嘱された。

 石垣市の65歳以上の独り暮らし高齢者(独居老人)は、2014年10月時点で2813人。高齢者の占める割合は、20年時点で市内総人口の5人に1人。30年には4人に1人へ増加するとみられている。

 高齢者は身体機能の低下で地域活動への参加が難しくなり、地域から孤立してしまう「社会的孤立」が問題となっており、新型コロナウイルスのまん延が拍車をかける事態となっている。

 大人の引きこもりも全国的に増加傾向にあり、市内の15歳から64歳の引きこもりは20年の市青少年センターの調べによると100人余りと推測され、長期化や高齢化が懸念されている。

 見守り隊では「みまもる・みつける・つなげる」を合言葉に高齢者や障がい者など要援護者の自宅を訪問し、変わったことがあれば専門機関の支援へつないでいく。

 年末年始の火事の多い時期に向けては、消防庁から提供された火災報知機の設置なども行っていく。

 市社会福祉協議会の新田健夫会長は「これを契機としてほかの地域でも『見守り隊』の発足を期待する。地域包括支援センターや社協などとも連携し、サポートが必要な人を支えていこう」と激励した。

  • タグ: 石垣字会地域の高齢者等見守り隊
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