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「ばちらぬん」沖縄初上映 東盛監督、満席の観客に感動

舞台挨拶終了後、花束を手に笑顔を見せる東盛あいか監督と母・朝子さん(左から)=9日午後、桜坂劇場

舞台挨拶終了後、花束を手に笑顔を見せる東盛あいか監督と母・朝子さん(左から)=9日午後、桜坂劇場

15日まで桜坂劇場

 【那覇】〝映画監督の登竜門〟と言われるぴあフィルムフェスティバル2021(PFF)コンペティションでグランプリに輝いた与那国町祖納出身の東盛あいか監督(23)の映画「ばちらぬん」の上映が9日、桜坂劇場で始まった。東盛監督は舞台あいさつで「たくさんの人が観に来てくれて本当にうれしい」と喜びを語った。15日まで上映される。

 午後0時50分の上映に合わせ多くの観客が来場。チケットは完売となり、急きょ補助席が用意されるほどの「満員御礼」となった。

 上映後、大きな拍手を受け舞台に上がった東盛監督は「ここまでたくさん来るとは」と想像以上の観客の多さに驚きつつ「たくさんの人が作品を観に来てくれてうれしい。ありがとうございます」と与那国方言であいさつした。

 制作のきっかけについて「島に帰る度に人々の生活や景色の変化を感じ、同時に焦燥感、怖さを感じていた。自分なりにあがいて残せる形はないかと思い取り組んだ」と説明。

 ドキュメンタリーとフィクションをかけ合わせた手法への挑戦について「自主制作映画を見慣れない人にとっては理解が難しい部分があるかもしれないし、どう受け取ってもらえるかは不安な部分もある」と明かし、「ただ自分の目の前にあるものだけではなく、フィクションを入れることによって見る人それぞれ受け止め方が膨らむ。刺激できるものがあると考え、挑んだ」と思いを語った。

 あいさつ終了後には、友人や親類から花束、記念品などが贈呈され、劇場入り口ではサイン会も行われた。

 愛知県から駆け付けた母・朝子さんは「感無量。与那国と石垣にいる祖父にも見せたかったので、それがかなってうれしい」と満面の笑み。

 同級生の田原明宗さん(23)=豊見城在住=は「ドキュメンタリーの部分では鳥肌が立った。歌や言葉などに懐かしさを感じると同時に心に訴えかけられた」と感想を語った。

 与那国島から訪れた崎元俊壱さん(24)は「文化や言葉が忘れられていく現状を映画という形で表現したことはすごい。自分たち若手が残さなければいけない」と刺激を受けた様子だった。

  • タグ: ばちらぬん東盛あいかぴあフィルムフェスティバル
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