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竹富島種子取祭 五穀豊穣など祈願 

五穀豊穣や島民の健康などを祈願する神司ら=7日午後、世持御嶽

五穀豊穣や島民の健康などを祈願する神司ら=7日午後、世持御嶽

早朝から幕舎を張る島の成人男性ら=7日午前、世持御嶽

コロナ感染防止で芸能中止

 【竹富】島最大の行事で国指定重要無形民俗文化財でもある「竹富島の種子取祭(タナドゥイ)」が3日、10日間の日程で始まり、祭りの中で最も重要とされる「種まきの日」にあたる5日目(戊子)の7日は、公民館役員や神司が世持御嶽などで五穀豊穣や島の世果報、島民の健康を祈願した。例年、祭りの7、8日目には島民や郷友らが多彩な狂言や踊りを奉納するが、ことしは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に引き続き全て取りやめとなった。

 この日、島の成人男性ら全員で朝8時から世持御嶽の前で幕舎張りを実施。本来であれば7、8日目の奉納芸能の舞台となるが、今年は昨年に引き続き中止のため、設営も規模を縮小して行った。

 午後は、島内六つの御嶽「六山(ムーヤマ)」でタナドゥイの案内を済ませた神司らと公民館役員が合流し、玻座間御嶽、世持御嶽、清明御嶽、根原屋の4カ所で種おろしの儀式。拝殿にイバン(力草)とユッキ(ススキ)の2種類の葉を飾り、これらの葉のように力強く成長し根を張るように祈った。この後、仲筋集落の前本家では、畑に種まきも行われた。

 内盛正聖公民館長(62)は「いよいよ奉納芸能が始まるということでいつもならワクワクした雰囲気が島中にあふれるところだが、今年もコロナの影響で中止せざるを得なくなった。竹富島では今も感染者がゼロであることに感謝しながら、引き続きお守りくださいとお願いした。そして、来年こそは盛大にできるようにと願った」と話した。

 種子取祭は竹富島で農耕が始まった約600年前に始まったとされており、旧暦9、10月中の干支の甲申~甲午までの10日間の日程で行われている。

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