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「自律育てる教育を」 工藤氏 学校改革促す

2021年度信泉プロジェクト「石垣市立小中学校教職員研修会」で、スクリーンに映しだされた講師・工藤勇一氏の講演を聞く、市立小中学校の教職員ら=6日午後、石垣市民会館大ホール

2021年度信泉プロジェクト「石垣市立小中学校教職員研修会」で、スクリーンに映しだされた講師・工藤勇一氏の講演を聞く、市立小中学校の教職員ら=6日午後、石垣市民会館大ホール

市教職員研修会に400人

 2021年度信泉プロジェクト「石垣市立小中学校教職員研修会」が6日午後、石垣市民会館大ホールで開かれ、学校改革の先駆者として知られる横浜創英中学・高等学校長の工藤勇一氏を講師に招き「自律する児童生徒を育てる学校づくり」について学んだ。市立小中学校に勤務する全教職員400余人が参加し、これからの教育について考えた。

 講演会では、工藤氏が校長を務めた千代田区立麹町中学校での取り組みを紹介。▽定期テスト・宿題▽固定担任制▽服装・頭髪指導▽校則▽朝のあいさつ運動▽学年・学級目標―などを全て廃止するといった思い切った変革で、子どもたちが自分で考える力を育てていったことなどを話した。

 その上で、各学校の教育目標が「教育の『最上位目標』となっているか、しっかり話し合うことが重要」と指摘。手段の目的化となっているものはないか教職員で対話して検討するよう求めた。

 また、子どもたちがチャレンジするためには「心理的安全性」が必要なことも脳科学の視点から解説。子どもが主体的に動くようになるには「どうした?」、「どうしたい?」、「何を支援したらいい?」の三つの言葉をかけることが重要だと呼び掛けた。

 講演の前後には教職員のスマートフォンを使って簡単なアンケートを実施。スクリーンに結果をリアルタイムで映しだし、データを見える化するテキストマイニングの手法などを取り入れながら、初めて研修会でICTも活用した。

 質問コーナーでは「自律学習は小学校低学年の子どもたちにも可能ですか?」といった声があり、工藤氏は「幼稚園など小さい頃からやった方がより有効。子どもたちが自己決定を積み重ねられるような環境を保護者や教職員がつくることで、子どもたちが本来持っている『学びたい』という意思を引き出してあげてほしい」と回答した。

  • タグ: 石垣市立小中学校教職員研修会
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