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米価下落 コロナ要因 二期米への影響懸念

2021年産の初荷として出荷される一期米のひとめぼれ=6月12日、八重山地区ライスセンター

2021年産の初荷として出荷される一期米のひとめぼれ=6月12日、八重山地区ライスセンター

八重山産ひとめぼれ400円安

 長引く新型コロナウイルスの影響による外食産業の需要の落ち込みで米の価格が全国で下落、八重山産ひとめぼれも値を下げている。21年産一期米60㌔当たりの買い取り価格はこれまでの1万6千円程度から400円下がった。前年比2~3割程度減額の主要産地に比べて下落幅は小さいものの、10月末から収穫を迎える二期米への影響が懸念されている。

 農民連ふるさとネットワークによると、全国では主要銘柄で前年比2000~3000円程度下落。安定的な売り先だった外食産業が休業や時短営業などに追い込まれたのが大きな要因と見ている。

 これに伴い、民間米販売店の在庫も増加。需給状況を判断する指標の一つで米価に影響するとされる6月末時点の民間在庫量は、2016年の204㌧以来5年ぶりに200万㌧を超えた。180万㌧が適正で、200万㌧を超えると下落が始まるとされる。

 現在、収穫のピークを迎えている東北など主要産地の今秋の作柄次第では在庫増に拍車がかかり、さらなる値下がりの可能性もある。

 八重山地区営農振興センターの担当者は「八重山の米は超早場米なので出荷時期には市場の米の量が少ないことから影響を最小限に抑えられたが、今後、さらに在庫が増えれば暴落もあり得る」と警戒する。

 同センターでは農家からの要望などを踏まえた上で▽一期米の早期植え付け、収穫▽単収が上がる品種への変更▽二期作の飼料用米への転換―などの対応策を検討している。

 このうち主食用米から飼料用米への転換については、国の水田活用交付金も得られることから同センターは「石垣牛の肥育用に使えるよう畜産農家と米農家をつなげていきたい」と新たな道を模索。飼料用米だと流通経費などでほとんど利益が出ないが、島内で消費することで農家の収入が見込まれるほか、「島産米で育てることで石垣牛のブランド力アップも期待できる」という。

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