世界自然遺産 入域マナー啓発
- 2021年09月29日
- 地域・教育
WiーFi利用端末に表示
世界自然遺産地域の12自治体と世界自然遺産推進共同体(代表・久見木大介日本航空鹿児島支店長)、世界自然遺産推進共同企業体(代表・青木紀将日本トランスオーシャン航空社長)は28日、Wi-Fi利用者の端末へ野生生物交通事故防止などの「入域マナー啓発メッセージ」を表示する入域マナー啓発Wi-Fiプロジェクトを開始すると発表した。啓発メッセージの表示は10月15日から実施する。
プロジェクトは空港や港、レンタカー事務所、観光スポット、宿泊施設など主に観光客が立ち寄る施設のWi-Fiに利用者がスマートフォンなどで接続した際の認証画面に入域マナー啓発メッセージを表示させるもので、現地の課題や状況に合わせた奄美大島版と徳之島沖縄版の2種類を用意。動画や写真などで野生生物の観察ルールや動植物捕獲禁止、ロードキル防止、餌付け禁止などを説明する。
沖縄、鹿児島両県でこれまでに19施設に設置。今後も協力施設を募りながらできるだけ多くの場所へ設置する方針。Wi-Fiのない施設にはNTTドコモの機器を貸し出す。
加盟各社のウェブサイトや機内誌、店頭ポスターなどでも周知を図っていく。
共同企業体の青木代表は「世界に対しこの自然を守る責任があることを改めて感じている。そんな中、野生生物の事故や密猟が発生している。大きな課題だと認識している。今後は観光で訪れる人への啓発が最も大切だ。民間企業ができることとしてこのプロジェクトを立ち上げた」と説明した。
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