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市、再利用へ契約 豊島が継続的買い取り

圧縮梱包された漂着ペットボトル(石垣市環境課提供)

圧縮梱包された漂着ペットボトル(石垣市環境課提供)

海岸に漂着したペットボトル=22日午前、大浜海岸

漂着ペットボトル

 海岸に漂着するペットボトルについて石垣市はことし4月に、原料から製品まで取り扱う大手繊維専門商社の豊島㈱(豊島半七代表取締役社長、本社・名古屋市)と継続的な買い取り契約を締結、4―7月に回収した約1500㌔を29日に初出荷する。漂着ペットボトルは通常の使用済みペットボトルと1対9の割合で混ぜて原綿にされ、雑貨などの製品になる。来年の秋・冬商品として販売される予定だ。

 環境課によると、自治体として漂着ペットボトルの継続的な買い取り契約を結ぶのは全国初。同社から2020年3月、石垣島に漂着するペットボトルを何とかしたいとの申し出を受け、同年5月に37㌔を試験的に出荷。継続的に製品化したいとの意向を受け契約を締結した。

 島内では海岸ボランティア清掃が盛んに行われており、市はごみ袋を無償提供し、車両の出入りできる場所1カ所に集めた場合には回収している。20年度のボランティア清掃は380回実施され、延べ4000人が参加、250㌧を拾い集めた。

 このうちペットボトルは2.5㌧(約14万7000本)。塩分が多く付着しているためリサイクルが困難で、市は委託業者に費用を払って埋め立て処分を行っていたが、今年度からは同社に販売して再利用を促進できるように。

 初出荷分は、最終処分場内で1㍍四方に圧縮梱包した6個(約8万本)。帽子、かばん、マスク、Tシャツなどの材料に使用される。

 中山義隆市長は「漂着ペットボトルが製品化されるようになれば、SDGsの取り組みにも寄与することになる。企業やボランティア団体とさらに連携して漂着ペットボトルの回収率を高めていきたい」と話している。

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