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議案可決も百条委設置 最終本会議

新庁舎建設工事請負契約変更案に起立して賛成する与党12人(右側)。その後、百条調査特別委員会の設置に3人が賛成した=21日午後、本会議場

新庁舎建設工事請負契約変更案に起立して賛成する与党12人(右側)。その後、百条調査特別委員会の設置に3人が賛成した=21日午後、本会議場

市議会、疑義追及へ 新庁舎建設請負契約関し

 9月定例石垣市議会(平良秀之議長)は21日の最終本会議で、49億9730万円を59億3299万円にする新庁舎建設工事(建築)請負契約変更案を与党の賛成多数(12対8)で可決する一方、地方自治法100条の調査権を付与する新庁舎建設工事請負契約に関する調査特別委員会の設置を与党の一部と野党の賛成多数(11対9)で可決した。契約額の変更に伴う精算業務を認める一方、建設工事全体にかかる課題・問題点を百条調査権で明らかにすることになった。

 変更案をめぐり、野党側は反対討論で改めて設計変更と工事請負契約の手続きに疑義があると主張、「これだけ疑義がありながら国の会計監査に本当に耐えられるのか」(内原英聡氏)、「会計検査院の検査次第では最悪、財政再建団体になることも否定できない」(花谷史郎氏)などと指摘した。

 採決では与党12人全員が賛成したが、2度の臨時議会で反対に回った2氏のうち仲間均氏は「今後検証を行う必要があると考えるが、これ以上延滞すると市の公共性、信頼性が著しく損なわれる。苦渋の選択だが、賛成せざるを得ない」と述べた。

 一方、花谷氏が動議で提出した特別委の設置には与党の砥板芳行氏、未来会派の箕底用一氏と後上里厚司氏が賛成。砥板氏は討論で「建物が完成し引き渡しの段階で契約変更議案に同意せざるを得ないが、今後の大きな事業に課題を残しており、このようなことが起きないよう、もう少し調査する必要がある」と理由を述べた。

 これに先立ち、総務財政委員会(砥板委員長)は変更議案の審査報告で地域外労働者確保にかかる経費や赤瓦の発注・工法にも「疑義があると多くの指摘、意見があった」と紹介、当局側が「法令上瑕疵はない。法令に違反していない」と幾度も繰り返したことに「より法令に則し、より的確に、また透明性をもって行われるべきである」と指摘していた。

 百条特別委の委員には花谷史郎、宮良操、内原英聡、長浜信夫、我喜屋隆次、石垣達也、砥板芳行、友寄永三の8氏が選任され、委員長に花谷氏、副委員長に友寄氏が互選された。

 地方自治法100条の調査権が付与された特別委は関係人の出頭・証言・記録の提出を請求することができる。これらを拒んだり、虚偽の陳述をしたりした場合は禁錮刑や罰金刑に処せられ、議会はこれらの罪を認めるときは告発しなければならない。

  • タグ: 石垣市議会
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