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情感豊かに17人熱唱 東川平さん(白保)最優秀賞

最優秀賞に輝いた東川平成人さん=19日夜、石垣市民会館大ホール

最優秀賞に輝いた東川平成人さん=19日夜、石垣市民会館大ホール

無観客開催となった会場で思い思いのとぅばらーまを披露する唄者=19日夜、石垣市民会館大ホール

初の無観客開催 とぅばらーま大会

 八重山を代表する叙情歌「とぅばらーま」を競演する2021年度とぅばらーま大会(同実行委員会主催)が19日午後6時20分から石垣市民会館大ホールで開かれ、島内外から出場した歌い手17人が情感豊かに熱唱した。審査の結果、最優秀賞に東川平成人さん(46)=石垣市白保=、優秀賞に平良昌裕さん(71)=竹富町上原=と玉代勢秀弥さん(33)=市内石垣=、努力賞に西島本寿乃さん(42)=同=が選ばれた。ことしは国の緊急事態宣言発令期間であることから初の無観客で開催。市民らはテレビやラジオ、オンライン配信などを通して、出場者の思いのこもった歌声に聴き入った。

 大会は無形の文化遺産「とぅばらーま」を後世に継承し、発展させようと毎年旧暦の8月13日に開催。1947年から続いておりことしで75回目となる。

 今回は台風14号の影響で予選を実施できず、エントリーした17人全員が本選に出場。15歳から71歳までの歌い手が情感たっぷりに歌い上げた。

 最優秀賞に輝いた東川平さんはこれまで全島や糸満でのとぅばらーま大会で優勝経験を持つ。今回は先人たちが残してきた唄への思いや感謝を表現するとぅばらーまを披露した。

 東川平さんは「賞をとれると思っていなかったので実感がなく驚いている」と心境を語り、「17年チャレンジしているが改めて難しさを感じる。これからもずっとうたって研究を続け、とぅばらーまを後世に残していきたい」とさらなる目標を掲げた。

 審査は声量や声質、タノール(情感)、発音など60点満点で評価。審査の合間には作詞の部入賞者の表彰が行われ、入賞作品を歌唱の部の歴代最優秀者が披露した。また、中学校の部で特別賞に輝いた石垣第二、石垣、伊原間、白保の生徒の作品を4校の生徒がそれぞれうたった。最優秀の東川平さんにはとぅばらーま大使の「宮良康正賞」が手渡された。

 新城浩健審査委員長は「唄において重要なシマムニが十分ではなく、タノールが不足している方が見受けられた。一息でうたうと味が出るといわれているが息継ぎの多い方も見られた」と講評した。

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