3連休「期待外れ」 島内 観光伸びず
- 2021年09月20日
- 社会・経済
緊急宣言延長
20日の「敬老の日」を含む秋の大型連休「シルバーウイーク」が18日から始まった。ある航空会社によると、同日の搭乗率は東京―石垣便が8割弱、関西―石垣便が6割弱などと、今月上旬の3~4割と比べ増加傾向が見られた。だが、観光地や宿泊施設などからは「期待外れ」といった声も多く、沖縄県を対象とした緊急事態宣言の影響が島内の観光業にも及んでいる。
川平湾のあるグラスボート事業所では、19日午後2時時点で約100人の乗船があった。担当者は「今日は少しお客さんも増えている。でも、クルーズ船があった時と比べると、2割か3割に満たないくらい」と先行きを案じる。
別の事業所の代表も「昨年のGoToの時と比べたら4割~5割来ていればいい方。連休で期待はしていたけど、来ているのは学生や若い人たちが多くて、あまりお金を落としてもらえない。期待外れだった」と浮かない表情だ。
市内にあるダイビング事業者の代表によると、客足はお盆、旧盆がピークでその後は落ち込んでいるという。「緊急事態宣言が明けないことにはどうしようもない。沖縄本島が特にすごい状況なので、常連客から石垣もひどいかといった電話も受けた。早く回復してほしい」と心配顔。
市内にあるホテルの担当者も「連休で若干稼働率は上がっているが、期待したほどではなかった。緊急事態宣言中だから仕方ない」と諦め顔だった。
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