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議員辞職勧告を可決 9月定例竹富町議会

竹富町議会議員3氏に対する議員辞職勧告決議が可決された=17日午後、竹富町議会議場

竹富町議会議員3氏に対する議員辞職勧告決議が可決された=17日午後、竹富町議会議場

最終本会議 宮良、大久、三盛氏へ 公共事業介入疑いなど理由

 9月定例竹富町議会(新田長男議長、議員12人)の最終本会議が17日あり、一連の行為が竹富町議会の名誉を著しく傷つけたとして、宮良道子、大久研一、三盛克美3氏の議員辞職勧告決議を、3人を除く出席議員7人の全会一致で可決した。上盛政秀氏は退席した。勧告理由は4月に所定の手続きを経ずに行った所管事務調査や公共事業への介入、口利き疑惑など3点。同決議に法的拘束力はなく、3氏は勧告について「受け入れることはできない」としている。

 議員辞職勧告決議案は渡久山康秀氏が緊急動議として提案。那根操、山盛力、仲里俊一、加屋本真一、山下義雄の5氏が賛成。採決では、大浜修氏も賛成した。

 決議文では①ことし4月16日に3氏が所定の手続きを経ず役場職員を同行させ西表島で所管事務調査同様の視察を行った行為②宮良氏の政治的地位を利用した公共工事への介入、口利き疑惑③私生活に関する事―が、「町行政に多大な不安と不利益を与えた」「同僚議員や議会事務局に苦情や抗議が寄せられ、町議会が混乱の渦に巻き込まれた」と理由づけられている。

 最終本会議後、3氏が取材に応じ、所管事務調査の件について大久氏は「認識の甘さで迷惑をかけたことを反省し、6月定例会で責任を取って副議長を辞任したのだが」と困惑。

 三盛氏は「調査については議会で謝罪もした。それにもかかわらず、私がビラを配り『議会や事務局へ不満を漏らしている』と根拠のない情報を取り上げている。辞職勧告は受け入れられない」と述べた。

 宮良氏も6月定例議会で謝罪したとし、「その後、町長の抗議文に関する疑問点や西表視察の経緯を掲載した書類を同僚議員に配布した。そこがいけなかったのか」と驚き、辞職については否定。さらに、業者との癒着や公共事業への介入、口利きについては「全く身に覚えがない」と答えた。

理由の根拠に疑問符 事実確認せず、議会事務局情報

 竹富町議員3人への辞職勧告決議が可決されたことをめぐり、勧告理由の根拠に疑問符が付いている。ことし4月の西表島視察は、3人に大浜修氏も加え役場職員を同行させているが、大浜氏は勧告決議対象外となっている。提案者の渡久山康秀氏は取材に「6月定例会後、反省していたので加えなかった」と説明。さらに口利きや私生活に関する疑惑について「議会事務局が言っていた情報。私たちが実際に確認したわけではない」と述べた。

 議会終了後、渡久山氏は「議員3人について町民から議員個人や議会事務局に苦情の連絡が入り、皆を混乱させている」と明かした。

 一方、4月の西表視察に関する議会と議会事務局の対応に宮良道子、三盛克美両氏が6月定例議会後、抗議していたという。その件について両氏は「議会報告の一環で、時系列を支持者に説明しただけ。抗議ではない。議会は私たちへの聞き取り調査もなく、裏で物事を進めていた」と話す。

 三盛氏は「町議会は到底、公正公平な良識と見識があるとはいえない。今回の議会決議を断固拒否する」と反論している。

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